食物学科(食物学専攻)

食物学科(食物学専攻)

食を科学し、食品関連企業や教育分野で活躍できる食のスペシャリストへ

本専攻では、講義・実験・実習を通して「食」全般に関わる知識や技術を習得するカリキュラムを提供。食品に関わるキャリアに広く対応できる教育を実施しており、家庭科教員や食品関係の研究・開発職として活躍できる基礎が学べます。現代人の食生活や社会問題を踏まえながら栄養・ライフスタイルのあり方を考え、「食」を科学するスペシャリストを育成します。

学びの特色

3分野を軸に「食」の問題を総合的に研究

「食品学」「調理学」「栄養学」をバランスよく配したカリキュラムに加え、食品素材の特徴、生産・加工・貯蔵、食文化、フードコーディネートなど広範なテーマも科学的に学びます。1・2年次では実験や実習の授業を多く提供し、基礎知識や技術を身につけ、3年次以降で専門科目を学べるようになっています。

「食」の課題を見つけ、解決する能力まで養成

現代人の食生活や社会問題を踏まえながら、学生が自分で計画を立てて問題を解決することができるよう指導を行います。将来、大学院進学、食品開発、研究職などの分野で実力を充分に発揮できる教育を提供します。

食品に関わる資格により将来の進路が拡大

将来の進路としては、食品関係企業の開発・研究職などに就くほか、中高の家庭科教員、また「フードスペシャリスト」などの資格取得に挑戦することも推奨します。

食物学科(食物学専攻)の4年間

1年次

「食」に関わる3分野の基礎知識を習得する

食品学系、調理学系、栄養学系の3分野の基礎を学びます。また、フードスペシャリスト資格を取得するための科目を履修します。

2年次

関心のある専門分野を自ら選択して学ぶ

1年次で基礎を学んだ食品学系、調理学系、栄養学系のどれに重点を置くかで、科目を選択して履修します。

3年次

習得した知識の応用を関連分野に発展させ、卒業基礎研究を始める

食品学系、調理学系、栄養学系の応用を関連の分野に発展させつつ、卒業基礎研究に取り組むことで、さらに専門性を磨いていきます。

4年次

就職後も役立つ卒業研究を仕上げる

集大成として卒業研究を完成させます。研究を通して身につけた知識や能力は食品開発や食品分析などの分野で役立ちます。

卒業論文のテーマ

授業紹介

【1年次】食品栄養学基礎実験IB [食品機能学・食品分析学]新藤 一敏 教授
講義で理論を学ぶ。実験で体感する。理論と体感が結びつくほど力になる。

1年次から、すぐに実験は始まります。食品学系授業や分析系授業で学修したことを実際に実験し、理論的内容の体感的な理解を図るとともに、実験器具や使用方法について学ぶのが「食品栄養学基礎実験IB」の授業です。受講生が能動的に実験に参加できるよう、内容や時間配分を考慮しながらさまざまな実験原理、操作を身につけていきます。

卒業後の進路

学生一人ひとりに応じた支援できめ細やかなサポートを実現

日本女子大学が目指しているのは、社会に貢献できる自立した女性を育てることです。
卒業した学生が生涯にわたって個々の力を発揮するために、また、目指している職業に就き、自己実現を果たせるように、就職支援に力を入れています。