人間性の核心と拡がりとに向かう

文学研究科

人間性の核心と拡がりとに向かう

研究科委員長からのメッセージ

英文学専攻 川端 康雄 教授
英文学専攻 川端 康雄 教授

英文学、日本文学、史学の3専攻から構成されている文学研究科は、Graduate School of Humanitiesという英語名のhumanitiesの語が示すように、文学、歴史、言語、文化の諸領域をふくむ「人間の学」=「人文学研究」に教員と学生がともに従事する研究科です。1966年に修士課程が設置されて以来、本研究科の修了生たちの多くが、大学教員、中等学校・高等学校の教員、日本語教員、司書、司書教諭、学芸員、また各種企業のさまざまな場で活躍してきました。

イギリス18世紀の詩人アレグザンダー・ポープの「人間論」と題する詩のなかに「人間にふさわしい研究〔対象〕は人間である」(The proper study of Mankind is Man)という名句がありますが、これは本研究科の銘であってもおかしくありません。混迷の度を増しながら刻々と変化をとげている内外の情勢のなかで、人文学研究をとおしてわたしたちの立ち位置を確認し、自己と他者への認識を深め、わたしたちのよりよき生のありようを模索することが肝要です。「人間にふさわしい研究」で培った知識と技能を生かして、広く社会に貢献できる人材の育成を本研究科はめざしています。


文学研究科をもっと知る

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文学とは、古来、言葉を媒介とした人間の文化の諸相を広く概括した表現でした。近代の科学・学藝の進展は文学研究の分野を拡げると同時に細分化をもたらしましたが、文学研究が総合的な人間性のありかの追究であることに変わりはありません。
わが文学研究科は、日本文学専攻・英文学専攻・史学専攻からなるコンパクトな編成です。まず、それぞれが最新の研究に必須な独自の研究分野と精緻な方法意識とを涵養することに努め、その上で、文学・言語・歴史に共通する普遍的な精神を築けるよう、互いに連携して学際的なカリキュラムを設定しています。