学長メッセージ

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新たな時代を拓く新たな学び

日本女子大学学長    篠原 聡子
日本女子大学学長 篠原 聡子
日本女子大学は、本年、創立120周年を機に、創立の地目白にキャンパス統合いたしました。コロナ禍の中ではありますが、そのための、建設工事はすべて完了し、家政学部、文学部、理学部、そして、西生田キャンパスから移転してきた人間社会学部の4学部がそろい、総合大学として、文理融合の学修環境が整いました。
今回の目白キャンパスのグランドデザインは、本学の卒業生で世界的な建築家である妹島和世氏によるものです。妹島氏の「森のキャンパス」というコンセプト通り、都心にありながら新築の図書館、百二十年館、そして杏彩館は低層の建築として計画され、周辺の緑とも連続する新しい景色を目白台に創出しました。そして、その緑の中に、ラーニングコモンズやラウンジなど、学生が自由に学修、滞在できる空間が随所にある滞在型キャンパスである点もその特徴の一つです。新型コロナウィルス感染防止対策を施したうえで、可能なかぎり開放して、学生の皆さんの利用を促進できるように環境を整えてまいります。
 この新しい環境の中で、本学は「新しい明日を共に創る」をテーマとして、分野や国を超えた連携をはかり、その連携から新しい価値を創造する学びに力を入れています。2023年に向けて、脱・キャンパスの実践的なプログラムを主軸にした新学部(仮称・国際文化学部)の開設を構想しています。また、昨年、社会連携教育センターをたちあげ、すでに、多くの地域連携や企業との連携プロジェクトが始動しています。本年度は、さらに、地方自治体などとの連携も含めて、多角的にプロジェクトを展開していく予定です。このようなさまざまな連携を通して、キャンパス内にとどまらない学びの幅を広げて参ります。
 コロナ禍で先の見えない現在であるからこそ、新たな時代の価値観を拓く各専門分野のプロフェッショナルを育てるカリキュラムを充実させるとともに、各研究所、センターなどの再構築を通して、新たなキャンパスでの学部学科を超えたつながりを強化し、総合大学ならでは、多面的な学びを深めてまいります。また、変化の激しい現代にあって、学生が、確実に自分の人生を拓き、時代の要請に答えられる力をつけるために、「キャリア」「社会連携」「AI・DS・ICT」という3つの認定プログラムが今年度から開始いたします。
 幼稚園から大学、大学院までの一貫教育、そして、卒業生の団体である桜楓会がある中で、日本女子大学はその中軸をなし、人生百年時代の豊かな女性の人生のプラットフォームの形成を目指して参ります。