ポリシー
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家政学部 Q&A
児童学科
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学科の特色・ポイントはなんですか?
1.総合的な視野から子ども(18歳未満)を学ぶ
2.子どもに直接ふれて学ぶ
3.3つの柱(発達、創造・文化、社会・臨床)から理解を深める
4.少人数制で学ぶ
5.長い歴史を有する学科
6.取得できる資格が幅広い -
児童学科で研究・学修する対象の「子ども」の年齢について教えてください。
「子ども」は、児童福祉法で定められている「児童」である「18歳未満の子ども」を対象としています。
児童学科というと、乳幼児が対象の印象があるかもしれませんが、実際には、卒業論文で大学生に対する調査を行うこともありますし、乳児期から老年期までを学修する授業もあります。 -
本学の教育学科との違いを教えてください。
児童学科は、18歳未満の子どもに対する理解を学際的にとらえようとしています。
その研究・教育分野は、児童(発達)心理学/保育学/児童文化/児童教育などです。
教育学科は、生まれてから死ぬまでという人生の長いスパンを対象として「教育」を考えていきます。そして、教育思想/教育社会学/教育心理学などの教育学の基礎的分野と、教育方法学/教育工学/生涯学習論などの実践的分野に重点をおき、学校教育を捉えていくところに特色があると思います。 -
教員採用試験の対策や指導、公立保育士になるための公務員試験対策、幼稚園・保育所への就職のサポートはどのようになっていますか?
キャリア支援課を中心に、OGに話を聞く機会を設けたり、児童学科でも後期にキャリアガイダンスを実施したりして、4年生から就職に関する話を聞く機会があります。また生涯学習センターや教職教育開発センター、また児童学科においても試験対策として「教員採用試験対策講座」や、「公立保育園就職ガイダンス」などを実施して、サポートしています。さらに、必要に応じてピアノ、体育などの実技面での個別指導にも応じています。私立幼稚園からの就職情報については、キャリア支援課での掲示、学科の教員からの情報提供を行っています。 -
資格の取得を希望する学生の比率はどのくらいですか?
2023年度(4年生)は、約7割の学生が幼稚園教諭一種の取得を目指しています。
保育士資格については、2022年度から「保育者養成コース」に登録した学生が約30名です。保育士資格が取得できるようになって6年目ですが、この5年間は25名前後の希望者で推移しています。現在のところ、保育者養成コースを希望した学生はもれなくコースに入ることができています。
中学校・高等学校教諭一種(家庭)を希望している学生は2023年度の4年生には1名おります。中高の教員免許を取得する学生は例年2~3名ですが、現在1,2年生の希望者は学年で5名ほどおり、増えてきているようです。
他に、司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員等の資格取得を目指している学生もいます。 -
保育士の資格取得について教えてください。
2017年度より、児童学科は保育士養成課程に指定されました。そのため、「保育者養成コース」に進んだ学生は、所定の科目を履修し、規定科目の単位を修得することで、保育士資格を取得できることになりました。
「保育者養成コース」は、2年次からスタートします。入学後に希望調査を行い、希望者が44名を超えた場合には学科内での選考を行います。選考は、1年前期の成績や、面接などを通して、総合的に判断します。
また、児童学科では学科主催のキャリアガイダンスの中で、毎年保育士として就職する4年生の話を聞くセミナーを開催し、保育士資格を取得した学生の体験談を主として、保育士資格試験の情報を提供しています。
さらに、児童学科には学内保育施設(さくらナースリー)や、都内の保育園などからボランティア募集情報が寄せられるため、授業の空き時間を利用して、実際に保育の現場に足を運ぶ学生も多くいます。 -
幼稚園教諭・保育士の資格取得にはピアノの実技が必要になるそうですが、ピアノを習ったことが全くありません。大丈夫でしょうか?
初めての方はこれまでにもたくさんいらっしゃいましたが、単位を修得しています。もちろん練習は必要ですが、入学後からで大丈夫です。幼稚園の教育実習、保育所での保育実習や採用試験に支障のない程度の腕前を授業でつけてゆきます。
なお、学内にはピアノ練習室(新泉山館)があり、児童学科の音楽関係の授業内で案内があります。希望者は所定の手続きにより利用することができます(有料)。日・祝日や夏季休暇など大学がお休みの日以外でしたら、ご自分の都合に合わせて練習室を利用できます。 -
フィールドワークの授業では具体的にどのようなことを行うのですか?
フィールドワークの授業とは、2年次にフィールドワーク演習(創造・文化)(社会・臨床)、3年次にボランティア実習、文献研究および課題分析研究、そして4年次に卒業論文と展開されていく児童学科が重視している科目です。
フィールドワーク演習では、保育園・幼稚園・児童館・図書館・美術館・児童養護施設・病院などのフィールドに出かけ、体験したことをまとめディスカッションする中で子どもたちを見る目を養います。
ボランティア実習では、2年生までに身に付けた知識や経験を生かし、幼稚園・保育所・その他の実習先において、実際に子どもたちと関わりながら学んでいきます。 -
児童心理学、発達心理学に興味があります。児童学科では、この分野についてどのような勉強ができますか?
児童学科では、子ども、人間に関してより深く広い視点から学んでいきます。授業科目には、「発達領域」「創造・文化領域」「社会・臨床領域」の3本柱を中心に多くの科目があり、子どもと子どもたちをとりまく環境を多方面にとらえることができるでしょう。
心理学関係の授業科目としては、1年次の「発達心理学1」、2年次の「発達臨床支援」「健康心理学」、3年次の「子どもの問題行動」などがあります。 -
児童文学や絵本に興味があります。将来は児童図書関係への就職や、可能であれば絵本作家になりたいと思っています。絵本についての専門的な授業や、実際に絵本を作ったりするような楽しい授業はありますか?また、「認定絵本士」の資格についても教えてください。
児童学科の、「子どもと造形1,2」「児童文化」「児童文学」「保育文化論」「絵本学概論」に加えて、司書/司書教諭の免許を取得するための授業科目があり、絵本やパネルシアターなどの児童文化財の制作方法と演じ方を学ぶことができます。また、児童学科では2020年度入学者より、「認定絵本士」の資格を取得することが可能になりました。「認定絵本士」の資格は、児童学科で指定された科目の、決められた内容の回を受講することで在学中に取得できます。絵本について専門的に学びを深めたという証明になる資格であり、「認定絵本士」の資格を取得し、卒業後幼稚園教諭や、保育士として子どもたちのいる現場や地域の読書活動などでの一定の実務や実践を積むことで、将来、「絵本専門士」を目指すことも可能です。
進路としては図書館児童室や児童図書の出版社に就職している卒業生もいます。絵本作家への道が開けるかはご本人の努力と才能、そして運にかかっていますが、上記の授業で造形の基礎を学び、子どもの文化や文学に親しむことは可能です。
本学出身の児童文学者には石井桃子氏、安房直子氏、あまんきみこ氏などがいらっしゃいます。 -
昨今は児童虐待が社会問題になっていますが、それについて学ぶ授業はありますか?
児童学科では、「児童家庭福祉」「社会福祉」の授業で、児童虐待の問題を取り上げています。 -
世界の教育や、国際交流について学ぶ授業はありますか?
児童学科の授業科目の中に、「世界の教育と多文化理解」という科目があります。世界の幼児教育・保育についてゲストの先生をお招きし、現地での子育て経験や、幼児教育の現場での経験について、海外の教育事情などについてお話を伺います。また、他にも外国にルーツを持つ子どもたちへの教育について、幼稚園の教職に関する授業でも学びます。
授業での学びをさらに深める機会として、夏休みや春休みの期間に、教員が引率する研修旅行も企画しています。過去にはスウェーデン、ニュージーランド、韓国、カンボジアなどに出かけ、現地の教育現場を見せていただく機会もありました。
協定大学へ留学した学生の中には、現地の幼児教育の現場で実習をした学生もおり、海外留学でも貴重な経験ができたようです。
これからも国際交流の機会を学生さんに提供できるような企画を考えていきます。 -
卒業論文のテーマにはどのようなものがありますか?
過去の児童学科卒業論文の主な題目
心理
・2年保育4歳児の幼稚園における食事中の会話
・幼児期の対象関係が後の友人・異性関係に及ぼす影響 —質的研究により適応的な親子関係への可能性を探る—
・現代家族の食意識と食卓における家族関係性のあらわれ
・タイプ別に見るカップルの関係性
・夫婦は問題葛藤にどう向き合うのか ~よりよい夫婦関係のために~
・通常学級における特別支援教育 —現場の小学校教諭の声から—
・子どものこだわりの裏側 —ウィリアムズ症候群A児の参与観察—
・教師を親にもつ子どもが青年期に抱える葛藤 —畏怖心や罪悪感という拘束からの解放—
・自閉症児の回避的反応と拒否的行動の意味 —保育者による信頼関係の構築とかかわりの工夫—
・大学生の「よい子」傾向と児童期における両親の就業形態の関連
・あなたのネットリテラシーは万全か?—若者が用いるSNSの研究から—
・新型コロナウイルス感染症拡大による乳幼児と保護者への影響
教育
・きょうだい児(障がいのあるきょうだいがいる児)のもつ小学校期の特性と提案 —成人きょうだい児へのインタビューから—
・幼稚園における特別支援教育の在り方 —制度と観察から—
・食育実践の現状と課題 —神奈川県山北町の保育者・保護者への調査を通して—
・幼児の思いやり行動が芽生える保育環境 —幼稚園生活における年長児・年少児の観察を通して—
・入院児の遊びを豊かにするボランティアの工夫
・日本とフィンランドの国語教科書の比較研究 小学校外国語教育の現状と未来
・「音楽づくり」の原点と戦後音楽教育における創造性の意味
—第一次学習指導要領音楽編(試案)と諸井三郎の音楽教育思想—
・乳幼児期における最適な音環境に関する一考察
・遊びの中の学びとそれを支える教師の関わり—10の姿からの考察を通して—
・環境教育の教材としてのおもちゃの有効性
・「ギフテッド教育」と「インクルーシブ教育」の繋げ方—スウェーデンと日本の事例研究を通して—
・砂場での遊びが変化する要因—複数人での遊び場面に着目して—
健康
・情報の違いが食行動に及ぼす影響 及び食意識との関連
・スポーツ活動におけるコーチング・目標設定がライフスキルにおよぼす影響
・若年女性の靴底の摩耗と立位・屈位姿勢、歩行姿勢の関連について
・コロナ禍における大学生の生活習慣と運動習慣について—ストレスとの関連から—
・「おかあさんといっしょ」におけるダンス体操の変遷
・大学生の運動苦手意識から見る、運動苦手意識の構造と形成過程—運動有能感と体育授業への苦手意識に着目して—
・女子大学生の食行動及び食意識と過去の食体験との関連について—過去の家庭における食卓の雰囲気・家族関係に着目して——
文化・文学
・石井桃子論 ~子どもと本をつなぐ~
・なぜ女児玩具市場は小さいのか?! —おもちゃで遊ばなくなる女の子—
・「赤毛のアン」におけるアンの容姿の変化について
・ティンカー・ベルのヒロイン性
・『ハリーポッター』シリーズにみるセブルス・スネイプの特異性
・『メアリー・ポピンズ』シリーズから見る子どもの食事
・絵本の視覚芸術性とブック・アートの概念 —アートの視点から見た絵本—
・幼児を対象とした布絵本の構想と製作 ~親子で分かち合う絵本遊びのために~
・子ども向けテレビ番組におけるCMの現状と課題
・創造力を育む遊び道具 ~遊び心を引き出し、遊ぶ力を伸ばす~
社会
・東日本大震災3・11 —YMCAの活動を通してこの目で見てきたこと—
・「神さま、そこにいますか」 —子どもと神との民俗学的関わりをめぐって—
・女子校での学びが育むもの ~高校段階における男女別学と共学の比較から~
・海外生活が帰国子女に及ぼす影響 —帰国子女へのアンケート調査より—
・男性育児雑誌に見る父親像及び育児 —「FQ JAPAN」を事例に—
・日本のLGBTのおかれている現状と企業の対応について ~企業の取り組みと当事者の思いに関するインタビューを通して~
・よりよい子育て環境に向けて地域の支援を考える —乳幼児の子育てに着目した調査を通して—
・「おとなしい」非行少年を生む要因の分析 —児童自立支援施設と幼稚園におけるフィールドワークから—
・子どもの敏感さとそれに伴う育児不安の解消について
食物学科
両専攻共通
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学科の特色・ポイントはなんですか?
1.食と健康に関する基礎知識を学ぶ
2.食品・栄養・調理の3分野を総合的に学ぶ
3.食物に関連した課題を科学的に解明し、食品開発能力を養う(食物学専攻)
4.食生活改善に関わる教育や、疾病時の栄養管理を行える力を養う(管理栄養士専攻)
5.各分野で自分の知識と能力を十分に活用できる応用力を身につける
6.食物学、栄養学の専門家を養成する -
将来は研究職を希望しています。どちらの専攻が有利ですか?
研究職につくことはどちらの専攻でも可能です。本学科はハイレベルな教育を丁寧な教授方法で行い、社会から高い評価を受けています。実際、両専攻出身からの研究所の研究員や大学の教員が活躍していますので、学びたい方の専攻を選んでください。
食物学専攻では、主として食品会社の開発職および研究所などの研究員を養成しています。
管理栄養士専攻では、栄養、医療、福祉分野の大学や大学院・研究機関で研究する道もあります。 -
食物学専攻と管理栄養士専攻の違いを説明してください。
食物学専攻は、食品学系・栄養学系・調理学系科目をバランスよく履修できるうえ、多くの選択科目が設けられているので好きな分野を自由に学ぶことができます。また、創立以来の伝統ある調理学実習があります。また、中学校・高等学校(家庭)の一種免許状を希望する場合は、食物学専攻を選んでください。
管理栄養士専攻は医学、栄養学、食品学、調理学分野の基礎を十分に学ぶため、将来どの分野へも進むことができます。医学が学びの柱に含まれることが食物学専攻とは異なります。管理栄養士を目指すため、健康や疾病に関する知識や技術が養われます。教職については、栄養教諭一種免許状を取得できます。 -
スポーツ栄養学の分野に進めますか? また、将来スポーツ選手の食事を管理するような職業に就くことができますか?
スポーツ栄養学の分野に進むことは可能です。卒業生の中には給食サービス会社や食品会社の研究部門に就職し、スポーツ選手の食事指導とそのスポーツ競技力との研究に取り組んでいる方や、スポーツドリンクの開発チームに加わっている方がいます。また、公認スポーツ栄養士の資格を取得し、スポーツ選手の栄養サポートをしている方や、日本女子大学などの大学院に進学して、スポーツ栄養学を研究している方もいます。 -
公衆衛生学や臨床栄養学などは今後ますます医学的分野との関連が深まり、連携が強化されると思われます。それに対応できる教授陣、カリキュラムは整っていますか?
整っています。医師資格を有する常勤教員が2名、歯科医師資格を有する常勤教員が1名、歯学博士号を有する常勤教員が1名、医学または学術博士号を有する常勤教員が6名、教育にあたっています。2000(平成12)年4月の栄養士法の一部改正、2002(平成14)年4月の管理栄養士養成制度の変更に伴い管理栄養士の業務も明確にされ、本学では社会が求める管理栄養士の育成を目指すカリキュラムを作成しています。
基礎的学力をつけるための基礎化学、基礎分析学、基礎有機化学、基礎栄養生理学など本学独自の基礎科目教育や、管理栄養士として必要な専門科目(基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学、公衆栄養学、栄養教育論、給食経営管理論など)が開講されています。 -
フードコーディネーターになるためのカリキュラムは整っていますか?
本学科の食物学専攻では、授業科目には「フードコーディネート論」(3年次)の他、いくつかの科目があり、講義・実技を交えながら実践的な教育を行っています。フードコーディネーターの資格は、試験を受けて合格すれば取得できます(詳細は日本フードコーディネーター協会 http://www.jfca.gr.jp/ を参照)。 -
バイオサイエンス、バイオテクノロジーなどの研究に興味があります。食物学科ではどのような研究を行っていますか?また、どのような授業科目がありますか?
農学系の教員も3名おり、バイオサイエンス、バイオテクノロジーを積極的に研究しています。それらに関する授業科目には、「生化学」「微生物学」「基礎分析学Ⅱ」「バイオインフォマティクス特論」などがあります。 -
在学中から、管理栄養士専攻でも食物学専攻と同じようにフードスペシャリストの受験資格が得られると聞きましたが、受験できますか?
2019年度入学者より、管理栄養士専攻では受験資格を得るために必要な科目の履修ができなくなるため、受験が出来なくなりました。 -
専門職に就くための対策は行われていますか?
本学は就職活動時のみならず、常に社会で活躍できる人材の育成を念頭に教育・研究が行われております。さらにキャリア支援として食物学科の学生に対しては、管理栄養士として病院、保健所に勤務している卒業生、高等学校・中学校で家庭科教員となっている卒業生、食品会社で食品の研究・開発に携わっている卒業生などによるガイダンスが実施されます。ガイダンスでは実際の経験談を話してもらい、質疑応答もしていただくことによって様々な方向性が検討できます。地方公務員対策も上記のガイダンスに含まれます。
また、2年次から開講されているキャリア形成科目の「インターンシップ」では、夏季休暇中に地方公務員などの業務を体験することができます。 -
臨床栄養師という資格があるのですか?
現在のところ、日本の臨床栄養師という資格は、日本健康・栄養システム学会の認定資格であり、国家資格ではありません。最近は各医学分野において専門家としての栄養士を認定する制度ができはじめています。これらの資格を取得するには臨床経験(研修)が必要ですが、その前提として管理栄養士資格を有することが求められます。
学会認定による資格としては、他に
病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会認定)
栄養サポートチーム(NST)専門療法士(日本臨床栄養代謝学会認定)
糖尿病療養指導士(日本糖尿病療養指導士認定機構)
がん病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会と日本栄養士会共同認定)
腎臓病病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会と日本栄養士会共同認定)
糖尿病病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会と日本栄養士会共同認定)
などがあります。
食物学専攻
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食物学専攻でも必要な科目を履修すれば栄養士の資格が取得できますか?
本学の食物学専攻で必要な科目を履修しても、栄養士の資格は取得することはできません。栄養士の資格を取得するには、厚生労働省の規則で管理栄養士専攻に在学し、必要単位を修得しなければならないからです。栄養士の資格取得を希望する方は、必ず管理栄養士専攻を選んでください。 -
食物学専攻から管理栄養士専攻へ移ることはできますか?
管理栄養士専攻に欠員があれば、1年次から2年次に進級する頃に転学科(専攻) 試験が行われます。試験に合格すれば、食物学専攻から管理栄養士専攻に移ることもできます。しかし、管理栄養士専攻に欠員が生じる可能性は非常に低いので、過去10年以上行われたことはありません。 -
フードスペシャリストの資格を取得すると、どういう方面で活躍できるのですか?
また、専門フードスペシャリストの資格との違いをおしえてください。フードスペシャリストの資格は、必要科目を履修し試験に合格した人に与えられます。
消費者の立場に立った品質判定・食教育・食のコーディネート・メーカーへの提言などを行います。ご本人の努力次第で活躍の場は広がります。
専門フードスペシャリストは、フードスペシャリストの上級資格であり、「食品開発」コースまたは「食品流通・サービス」コースのいずれかを選択して受験することになります。3年次から受験すれば在学中に両方取得することも可能です。 -
食品衛生管理者、食品衛生監視員の資格について教えてください。
食物学、管理栄養士専攻ともに、所定の課程を修了し、その業務に携わると資格が得られます。
食品衛生管理者とは、食品衛生法に基づき乳製品や化学的に合成する食品添加物の製造など特に衛生的な配慮を必要とする食品について、製造施設ごとに製造や加工を衛生的に管理する専門職です。
食品衛生監視員とは、食品衛生行政を直接担当する専門職の公務員です。専門的な知識や経験を要する科学行政を担当し、食品営業施設の立ち入り検査、食品、添加物の検査、食品衛生に関する指導、輸入食品の監視などを行います。 -
調理学に興味があります。調理学実習や調理科学実験について具体的に教えてください。
調理に関する科目は、調理学・調理学実習・調理科学・調理科学実験です。調理学実習では和・洋・中の日常食・供応食から、選択では食文化を背景とした各国料理の調理に至るまで幅広く学びます。必修として1年半、選択として1年間と充実した内容になっています。調理科学実験では、調理の基礎にある科学的理論をもとに、食品の特性を物理・化学実験や官能評価法によって解明することを実験を通して学びます。
管理栄養士専攻
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管理栄養士の試験について教えてください。
管理栄養士の試験は国家試験で、現在は年1回2月下旬頃に実施されます。管理栄養士資格に必要と定められた科目を履修し全ての単位を取得すると、管理栄養士国家試験受験資格が得られます。 -
栄養教諭の教員免許が取得できるそうですが、栄養教諭とはどんなものですか?また、取得するにはどのような科目を履修する必要があるのでしょうか?
本学では栄養教諭一種免許状が取得可能です。栄養教諭とは、給食のある小・中学校で「学校給食の管理」および「食に関する指導」を行い、学校内外を通じて児童・生徒の心身の成長を育む役割を担います。教員免許取得のためには、管理栄養士の必修科目の他に、教職に関する科目と栄養に係る教育に関する科目・栄養教育実習を含めて合計24単位の取得が必要になります。管理栄養士専攻は必修科目や実験・実習が多いため、教員免許の取得には時間的にかなり拘束されることになるでしょう。 -
食品衛生管理者、食品衛生監視員の資格について教えてください。
食物学、管理栄養士専攻ともに、所定の課程を修了し、その業務に携わると資格が得られます。
食品衛生管理者とは、食品衛生法に基づき乳製品や化学的に合成する食品添加物の製造など、特に衛生的な配慮を必要とする食品について製造施設ごとに製造や加工を衛生的に管理する専門職です。本学管理栄養士専攻の学生は、所定の課程を修了しその業務に携わると本資格が得られます。食品衛生監視員とは、食品衛生行政を直接担当する専門職の公務員です。専門的な知識や経験を要する科学行政を担当するもので、食品営業施設の立ち入り検査、食品、添加物の検査、食品衛生に関する指導、輸入食品の監視などを行います。 -
臨地実習(校外実習)ではいつ頃どのようなところに、どれくらいの期間で実習に行くのですか?
3年次から4年次にかけて夏季休暇、春季休暇期間中などに、臨地実習Ⅰ~Ⅳで合計4~5週間の実習を行います。実習先は事業所、病院や保健所・保健センターなどです。
住居学科
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学科の特色・ポイントはなんですか?
1.人間中心の住環境を考え創造する
2.住居や建築を具体的に創造するための計画・設計を実践的に学ぶ
3.生活者の視点で住居を考えることを重視する
4.学生の関心や将来の目的に沿った2専攻を設置
5.建築士(一級、二級)の受験資格が得られる高い水準の建築教育が実践されている -
居住環境デザイン専攻と建築デザイン専攻の違いは何ですか?
両専攻とも住宅や建築を計画し設計するために必要な基礎的な学習(例えば、設計製図の基本技術の習得、住生活、住居の計画、構造、材料、環境設備などに関する基礎的知識の習得)は不可欠ですので、その部分に違いはありません。よって、両専攻の違いは基礎的な学習の上に積み上げる専門領域(専門科目)の違いであり、その選択自由度の違いであると言えます。
例えば、居住環境デザイン専攻は、住環境を様々な視点から総合的に分析、理解、創造する能力の修得を目指し、子ども環境、福祉環境、まちづくり、防災・安全、環境共生など幅広い分野の科目を選択しながら学習を進めることができます。
一方、建築デザイン専攻では、居住環境の向上に役立つ建築設計・建築計画、また建築構造・設備の分野で活躍できる人材の育成を目指しています。そのため、住居から都市までの生活空間について工学・技術および芸術的視点からより専門的に学び、それを設計作品、計画提案として表現するトレーニングを重視したカリキュラム構成としています。
なお、両専攻とも一級建築士の受験資格は、工学部建築学科と同様に卒業と同時に取得できます。 -
工学部系の建築学科との違いはありますか? あるとするとその特徴は何ですか?
また、卒業後の活躍の場に違いはあるのですか?建物・住空間をつくるための学びとしての基本は建築学科と同じです。本学住居学科の両専攻が建築学科と異なる点は、生活および生活者の視点を重視して建築・都市・住環境などを捉えようとしているところです。そのため、住生活に関する科目が充実しています。工学部がハードな側面からアプローチするのに対し、本学科は暮らしの営みと環境や社会との関係など、ソフトな側面からの独自のアプローチを重視しているところです。
一方、ハードな側面からアプローチすると見られている工学部建築学科でも、専門学問分野/領域は計画・設計分野、構造分野、環境設備分野、歴史意匠分野などいくつかに分かれています。上述のとおり、建築デザイン専攻では、建築設計・建築計画の分野で活躍できる人材の育成を目指したカリキュラム構成となっていますので、建築学科の計画・設計分野と同等の専門的知識、能力を養うことができます。
卒業後の活躍の場については、学生個人の選択と努力により異なりますので建築学科との違いは一概には言えませんが、卒業生の多くが住宅建築設計および関連分野のほか、教育、行政、一般企業など広い分野で活躍し、住居学科で学んだことを活かしています。さらに独立して、国内ではもちろん、国際的に活躍する設計事務所を主催している卒業生が多いのも本学科の特徴です。 -
居住環境デザイン専攻と建築デザイン専攻とでは就職先に違いがでるのですか?
企業は専攻による差をほとんど意識せずに採用しているようですが、上記のような専攻の特長から学生の意識の差は多少見られ、専攻ごとに希望する企業や職種が異なります。 -
デッサンの授業は、絵の心得がないと難しいですか?
特に心得がなくても難しくはありませんが、関心を持って楽しむ姿勢があるとよいでしょう。 -
コンピュータデザイン、CADシステムに興味があります。CGやCADを使う授業にはどのようなものがありますか?
2年次及び3年次に「コンピュータデザイン」の授業があります。コンピュータの基礎知識を身につけたうえで、建築におけるCG利用法や図形処理など、CADの基礎全般を学びます。
設計演習系授業では2年次の後半からCADを使った作品が多く見られるようになります。 -
卒業と同時に二級建築士、木造建築士の受験資格が得られますが、合格率はどの位なのでしょうか?
卒業後の受験となるために正確な合格率は把握していませんが、本学の学生向けに開講されている生涯学習センターの講座受講者については、合格率は毎年40~60%程度と高い水準です。なお、一般の合格率は25%程度です。
また、一級建築士資格を取得したのちに建築家として活躍する卒業生も多くいます。各都道府県には建築士会がありますが、木造・二級・一級建築士資格を持つ本学科卒業生が活発に活動しています。 -
建築士の受験資格は得られますか? また、合格率はどの位でしょうか?
両専攻とも建築士(一級*・二級・木造)の受験資格は、工学部建築学科と同様に、卒業と同時に取得できます。
合格率については、卒業後の受験となるために正確な数字は把握していませんが、二級建築士については、本学の学生向けに開講されている生涯学習センターの二級建築士受験対 策講座受講者の合格率は毎年40~60%程度と高い水準です(一般の合格率は25%程度)。
一級建築士の合格率は全国平均で10~12%程度ですが、令和元年の本学科卒業生の合格者は20名となっています。
卒業生には一級建築士資格を取得したのちに建築家として活躍する方も多く、各都道府県にある建築士では木造・二級・一級建築士資格を持つ本学科卒業生が活発に活動しています。
*: 建築士法の改正により、これまで一級建築士試験の「受験資格要件」となっていた実務経験が、建築士免許の「登録要件」に改められました。この改正により、本学科を卒業した人は、二級・木造建築士試験に加えて、卒業後すぐに一級建築士試験も受験可能となりました。 -
インテリアのデザインに関する勉強はできますか?
「インテリアデザイン」という授業が3年次にあります。その他にも関連する科目として、「バリアフリーデザイン論」(2年次)や「インテリアデザイン演習」(3年次)などの授業があります。また、「基礎製図」や「図学」、「設計製図」はインテリアデザインの基礎にもなっています。
インテリアを本格的に仕事とするには、建物のつくりを理解する必要があります。「インテリア」と名のつく科目は多くありませんが、建物の基礎を学ぶための科目の中にインテリアデザインの基礎に関わるものが多く含まれています。 -
インテリアプランナーの資格は取れるのでしょうか?
インテリアプランナーの学科試験は誰でも受験可能で、合格者は「アソシエイト・インテリアプランナー(准インテリアプランナー)」として登録することができます。設計製図試験は、学科試験合格者が受験することができます。
尚、アソシエイト・インテリアプランナー及び建築士(一級・二級・木造)資格保有者は学科試験が免除されます。インテリアプランナーと称するためには試験合格後にインテリアプランナー登録をしなければなりません。その登録のためにはインテリアに関する実務経験が必要になりますが、住居学科卒業生(両専攻とも)であれば「実務経験なし」で登録することができます。 -
インテリアプランナーやキッチンスペシャリストの仕事に興味があるのですが、どのような就職先がありますか?
インテリアプランナーやキッチンスペシャリストなどに関連した就職先として、住宅メーカーや関連リフォーム会社、住宅・建築設備関連の業態があげられます。それら業態の主な就職先は以下の通りです。
<住宅メーカー> 積水ハウス、ミサワホーム、大和ハウス、住友林業、三井ホーム、旭化成ホームズなど
<リフォーム・リノベーション> 積水ハウスリフォーム、住友林業ホームテック、東京ガスリモデリング、三井不動産リフォームなど
<住宅・建築設備> TOTO、LIXIL、クリナップ、タカラスタンダード、YKKAPなど -
インテリアプランナーの資格とインテリアコーディネーターの資格はどう違うのですか?
インテリアプランナーとは、国土交通省所管の(公財)建築技術教育普及センターが行う試験に合格し登録を受けた者のことです。インテリアプランニングにおける企画・設計・工事監理を行い、インテリアに関する知識と技術に習熟した専門家として住宅に限らずオフィス、店舗、ホテル、病院、学校など、建築の「インテリア空間」の設計に携わります。
インテリアコーディネーターとは、(公社)インテリア産業協会の資格制度で、主に住宅の室内で使う家具やカーペット、床壁天井の仕上げなどをトータルに提案、アドバイスする専門家の資格です。 -
インテリアプランナーやインテリアコーディネーターになるためには、どちらの専攻に進んだほうが良いでしょうか?
インテリアコーディネーターの試験を含め、これらの資格試験に対してはどちらの専攻に進んでもほとんど差はありません。因みに、インテリアプランナーの資格は‘二級建築士より少し難しいレベル’と言われています。 -
大学院への進学状況について教えてください。
毎年、大学院には本学をはじめ、他大学の大学院などに10名~20名が進学しています。
2021年度は、本学大学院19名、東京芸術大学大学院2名、東京大学大学院1名、東京工業大学大学院1名、東京都立大学大学院1名の計14名
2020年度は、本学大学院9名、東京工業大学大学院2名、東京大学大学院1名、京都大学大学院1名の計13名
2019年度は、本学大学院9名、東京工業大学大学院2名、横浜国立大学大学院1名、東京藝術大学大学院1名の計13名
2018年度は、本学大学院11名、東京工業大学大学院4名、首都大学東京大学院2名、横浜国立大学大学院1名の計18名
2017年度は、本学大学院10名、東京藝術大学大学院4名、首都大学東京2名、東京大学大学院、横浜国立大学大学院、兵庫県立大学大学院、静岡大学大学院、各1名の計20名
2016年度は、本学大学院9名、東京大学大学院3名、横浜国立大学大学院1名の計13名
2015年度は、本学大学院9名、東京工業大学、東京芸術大学各2名、首都大学東京大学院、千葉大学大学院、武蔵野美術大学大学院、University College London 各1名の計17名 -
高校で物理を履修していないのですが、入学後授業についていけるでしょうか?
本学科で必要とする知識は、学科科目として開講している「基礎物理」や大学の教養科目で補えますし、学科科目の必要な箇所でも解説しています。大学に入学してからの意欲的な取り組みで問題はありません。
被服学科
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学科の特色・ポイントはなんですか?
1.自然科学・人文科学・社会科学的な視野から「被服」を学ぶ
2.上記の3分野を幅広くカバーできる被服学教授陣
3.柔軟な履修コース編成ときめ細かいアドバイス
4.充実した設備と学修・研究環境
5.長年の伝統と卒業生の絆 …『衣(キヌ)の会』など -
衣料管理士(テキスタイルアドバイザー:TA)1級とは、どのような資格ですか?
4年制大学の認定校で所定の単位を取得することにより得られる資格です(『履修の手引き』P.234~236、指定の科目一覧■□印参照)。繊維、染色、化成品、色彩関係の会社または研究所、アパレルメーカーやデパートの商品企画、商品試験・管理、販売や繊維関係の検査団体、消費者センターなどへの就職に有利です。
主な就職先・・・高島屋、三越伊勢丹ホールディングス、オンワード樫山、ピジョン株式会社、クラシエファッション研究所、JUKI、和光、宝塚舞台、サンエー・インターナショナル、紡績検査協会、ニッセンケン品質評価センター、サントリーホールディングス、アダストリア、福助、菅公学生服、地方公務員、日本銀行等
※ 衣料管理士とは(一社)日本衣料管理協会が認定する資格で、アパレルからインテリア、雑貨までを含む繊維製品の企画・設計/販売/品質管理・保証/消費者対応などについて、被服分野の幅広い知識と専門的な技術を活かして人々の生活や暮らしに貢献する専門家です。 -
服飾美術に興味を持っています。デッサン、デザイン、グラフィックなどを学ぶことができますか?またCADを学ぶ授業はありますか?
デザインの授業は『学科科目』(「基礎デザイン」「基礎デザイン演習」「服飾デザイン」「服飾デザイン演習」など)で選択履修できます。
また、テーマにもよりますが、デザインについては卒業論文で扱うこともできます。CADを学ぶ授業としては、学科科目の中に「アパレルCAD演習」(3年次)があります。この演習では、CADソフトウェアを実際に使い、衣服パターンの作成やグレーディングなどの方法を学ぶことができます。 -
「洋服を作る被服学科」のイメージとは異なり、実験・実習系の科目が充実していると聞きました。特色ある実験・実習などを教えてください。
本学の被服学科では服づくりを学ぶだけでなく、講義、実験、実習などを通して衣服を様々な側面から総合的に学びます。このうちの実験の授業では、繊維材料・人体と被服との関係を調べる実験、洗浄、漂白、染色に関する実験などを行います。
また、アパレルメーカーや百貨店での「衣料管理実習」もあります。実習はアパレル生産を念頭において行われ、その技術の基礎となる製作(スカート・ジャケット)を一通り行います。
その他、デザイン、パターンメーキングから浴衣、ドレスの製作まで、選択希望すれば学習できます。また、コンピュータによるデザインシステムを用いた「アパレルCAD演習」もあります。 -
在学中に「色彩検定」を受験する方はいますか? また試験対策講座などはありますか?
毎年受験者は多く、高い合格率を維持しています。試験対策講座は開講していませんが、被服学科の「色彩環境学」「色彩学」「色彩学演習」では「色彩検定」などの試験に役立つ内容も学ぶことができます。 -
カラーコーディネーターになりたいのですが、色彩を勉強できますか?
色彩について勉強できます。被服学科には「色彩環境学」「色彩学」「色彩学演習」の授業があります。
これらの講義では、カラーコーディネーター等の資格取得に役立つ内容も学ぶことができます。 -
「衣料管理実習」では、いつ頃どれくらいの期間でどこへ実習にいくのですか?また、希望した実習先を選ぶことはできるのですか?
衣料管理実習は、3年次の2月初旬から3月中旬、または4年次の8月初旬から9月初旬の約1週間(5日)に実施しています。2023年度まではコロナ禍の影響で休講となっていますが、2024年度は開講する予定です。
実習先は希望を取って決めていますが、各実習先での受け入れは2名程度のところが多いので、希望者が多い場合は実習先を調整します。実習先は、カケンテストセンター、ニッセンケン品質評価センター、日本アパレルクオリティーセンター、日本防炎協会などです。 -
専門を活かせる就職先、職種にはどのようなものがありますか?
幅広い分野に就職できます。
・総合商社、繊維・輸入関係の専門商社…総合職、一般事務
・染色、化成品、色彩関係の会社または研究所…研究補助、デザイナー、SE
・アパレルメーカーやデパート…販売、商品企画・営業、商品試験・管理
・繊維関係の検査団体、消費者センター…衣料管理士、研究補助
・教育関係…高等学校・中学校・専門学校の教員 -
中学か高等学校の家庭科の先生になりたいと思っています。教諭一種免許を取得する方は毎年何名くらいいるのですか?ここ数年の教員としての採用状況を教えてください。また、教員採用試験の対策や指導は学科でどのように行われているのでしょうか?
中学・高等学校の教諭一種免許「家庭」の取得を希望する者は、年度により異なりますが5~10名程度です(2021年度取得実績は5名)。教諭免許取得者全員が教員志望というわけではありません。少子化に伴い、教員の採用状況は一般的に見て厳しい状況です。しかし、毎年、必ず数名は、国公立、私立の専任教員として採用されています。さらに、講師の募集や既卒者対象の求人は年々増加しています。教員採用試験のために、学科では教職に対応する実習を含んだカリキュラムが組まれています。 -
卒業論文のテーマにはどのようなものがありますか?
2022年度卒業論文の主なテーマは下記の通りです(一部)。
自然科学系:
「SD法を用いた布の官能評価における視覚および触覚の影響」、「フレアスカートの着用が歩行動作の安定性に与える影響」、「ウルトラファインバブル水による洗濯性の向上」、「夏物用シャツ素材の快適性評価 -織物表面形状と接触冷温感からの検討—」、「女子大学生の下半身の体型特徴とパンツスーツの適合性—体型コンプレックスに着目して—」
社会科学系:
「女子大学生の衣服事情とサステナブルファッション」
人文科学系:
「女性ファッションにおけるジェンダー観の変化」、「『栄花物語』における服飾表現 - 装束で示す富と権力 -」
家政経済学科
-
学科の特色・ポイントはなんですか?
1.「生活」の視点から、持続可能な経済・社会の在り方を探ります。
2.経済学を中心に、複数の社会科学の方法をしっかり学び、多面的に課題を探求する力を身につけます。
3.2年次から2つのコース(経済・経営コースと公共・生活コース)に分かれ、興味・関心に合わせて専門性を磨きます。
4.全員がゼミに参加し、少人数の議論の中で学びと友情を深めます。
5.「生活」の視点を生かして、幅広い職種で卒業生が活躍しています。 -
他大学の経済学部・学科と本学家政経済学科の違いや特徴を教えてください。
他大学と同様に、経済学の方法論を本格的に学びますが、重要な違いは全教員が「生活」の視点をとても大事にしている点です。
特徴①:消費者問題、環境問題、まちづくりなどの領域に強みを持ち、持続可能な経済・社会づくりを真剣に考えています。
特徴②:女性の生き方・働き方を深く考える女子大ならではの授業科目や演習が充実しています。
特徴③:「生活」の視点が生きる資格(消費生活アドバイザーや中高の家庭/社会・公民の教員免許など)の取得をしっかりサポートしています。 -
本学科は家政学部に属していますが、経済学を深く学ぶことができるのですか? 家政学と両方学ぶことで中途半端にはなりませんか?
経済学を本格的に学ぶ科目は充実しています。「生活」の視点を大事にしているという違いはありますが、方法論と知識を少人数の教員や仲間との近い距離でしっかり学ぶ教育環境が整っており、経済学の学びが浅くなることを心配する必要はありません。
むしろ、家政学や政治学、経営学などの他領域の専門知識も併せて「生活」の視点から複合させることで、あなたらしい独自の強みを磨くことが可能です。 -
家政経済学科の中で学ぶ経営学は、経営学部や商学部で学ぶ経営学と比べてどのような特色がありますか。
経営学の専門科目としては「マーケティング論」「経営戦略論」「経営組織論」「会計学」が提供されています。経営学を学ぶにあたって、「生活」の視点に立ちながら、持続可能な経済・社会のあり方を考えることを重視としていることが特徴です。ジェンダーや国籍などの多様性を活かす経営の在り方や、地域活性化・まちづくりの問題を、経済学や家政学の専門知識と複合させながら実践的に考える「生活と経営学」という応用科目も準備されています。 -
1年次の専門科目では、具体的にどのようなことを学びますか?
1年次の専門科目では、本学科の学生が基礎科目として習得することが望ましい必修科目(経済学入門Ⅰ・Ⅱ、生活経済入門、生活・家庭管理論Ⅰ、女性労働論Ⅰ、経営学入門など)を学びます。2年次からは経済・経営コースと公共・生活コースとに分かれます。コースによって必修科目に違いがありますが、別コースの科目を選択することはもちろん可能です。 -
2年次からの「経済・経営コース」「公共・生活コース」の特色を教えてください。また、希望したコースに必ず進むことができますか?
全員が、希望したコースに進むことができます。
「経済・経営コース」では、他大学の経済学部にあるコア科目が修得できます。もちろん、本学科の特色である「生活を軸に経済学を勉強する」という方針はここでも生かされていますし、専門的な経済学を勉強したい人にも、少なくとも基礎となる部分ではそうした勉強法が可能なように構成されています。経営学の基礎科目も修得できます。応用領域をさらに本格的に学びたい方には、ゼミナールの指導の中で個別に対応していきます。
「公共・生活コース」は「地域・家庭・職場における生活」をキーワードとして、経済学をベースとしつつ、家政学、政治学、法学、社会学など、広い総合的な視点から生活問題を考察しようとするコースです。生活問題は、家庭や家族の生活資源を中心に分析する家政学的なアプローチだけではなく、自治体行政や公共サービス、NPOなどの市民組織なども含めて考えなければなりません。そのために法学的なアプローチや公共政策論的なアプローチも必要になります。 -
英語や海外の経済や社会の状況に関心があります。関連する授業科目や留学制度について教えてください。
1年次の基礎科目「プレゼンテーション・イングリッシュ」「アクティヴ・イングリッシュ」では、レベル別で語学力を高めることができます。
2年次の専門科目「外国書講読」では、経済や生活をテーマとした英文の基礎的テキストをじっくり読んでいきます。
留学については、在学中に1年間の留学ができる、協定大学留学制度と認定大学留学制度がありますし、夏季休暇や春季休暇に大学公認の海外短期研修も実施されています。
関心のある方は、https://unv.jwu.ac.jp/unv/campuslife/life_support/faq.html
もご参照ください。 -
将来、税理士か公認会計士を希望しています。家政経済学科の授業を履修して有利な点はありますか?
税理士
大学を卒業した者で、法律学または経済学に関する科目を1科目以上履修した者(成績証明書が必要)、または、大学3年次以上の学生で、法律学または経済学に関する科目を含め36単位(うち、最低24単位の一般教育科目に相当する科目が必要)以上を修得した者は、受験資格が得られます。
公認会計士
試験免除はありませんが、会計学、経営学、経済学、統計学など、家政経済学科で学ぶ科目の中には受験科目が多くあります。
※両方とも大学院修了で試験免除があります。 -
消費生活アドバイザー・消費生活相談員とは、どのような資格ですか?
消費生活アドバイザーは経済産業大臣及び内閣総理大臣の認定資格で、消費者へ企業のメッセージを伝え、また消費者の声を商品開発へフィードバックし、消費者と企業のより良い関係を築いてゆくという積極的な役割を果たします。消費生活相談員は、2016年度にできた新しい国家資格で、地方自治体(都道府県市区町村)の消費生活センター等で消費者相談などを行なうものです。2016年度から、消費生活アドバイザー試験に合格すると、同時に消費生活相談員資格を取得できることになりました。2009年に消費者庁も発足し、期待される資格です。就職先は、一般企業をはじめ公務員など多岐にわたり、卒業生の中にも、消費生活アドバイザーとして活躍されている方がたくさんいます。試験科目は幅広いですが、関連した科目が学科専門科目に多数あります。
また、本学の生涯学習センターと連携した受験講座を開講し、在学生が積極的に受講しています。学生または社会人スタートしてからの数年ではなかなか資格取得が難しい資格で、直近のデータ2020年度では、最終試験合格者625名の内25歳以下の合格者は全国で26名(全体の4.2%)に過ぎません。このような難関資格ですが、LLCとの連携講座を活用しながら、2017年度から2021年度の5年間で本学科学生15名が在学中に最終試験へ合格しました。 -
中学や高等学校の先生になりたいと思っています。教員一種免許の取得状況や採用状況を教えてください。また、教員採用試験の対策や指導は学科でどのように行われていますか
家政経済学科では、中学・高等学校「家庭」の教員一種免許と、中学「社会」・高等学校「公民」の教員一種免許を取得することが可能です。家庭科教員養成のトップ校の1校として、特に家庭科教育に強みがあります。教員一種免許取得者については、年によって変動はありますが、中学・高等学校「家庭」教員一種免許取得者は2018年度から2020年度までの4年間で15名、中学「社会」・高等学校「公民」の教員一種免許取得者は同期間の4年間で2名となっています。
さらに大学院へ進学し、社会からのニーズがより大きい中学・高等学校「家庭」と中学「社会」・高等学校「公民」のダブルの専修免許状取得に挑戦し、より高度な専門性を身につけた教員として活躍している卒業生もいます。
教員採用試験のために、大学が実施する「教員採用試験対策講座」等の他に、学科独自で学生への個別の試験対策相談や指導をおこなったり、OGの現職教員を招いたりなど手厚い支援を行っています。 -
「経済・経営コース」と「公共・生活コース」とでは、将来の方向は異なりますか?
卒業生の進路を見ても将来の方向性に大きな違いはありません。経済学・経営学系の海外の大学に留学したい場合や、学部卒業後、他大の経済学系の大学院への進学を検討している方は、「経済・経営コース」が向いていますし、家庭科教員を希望する方は「公共・生活コース」が向いていますが、どちらのコースに進んでも、「生活」の視点と経済学の知識を身につけ、卒業生たちは多様な業種の多様な職種で活躍しています。 -
就職状況について教えてください。
就職状況は大変良好で、金融(銀行、証券、生損保)、商業・サービス、製造業などに一般事務、総合職、企画・営業、SEとして就職していて、毎年ほぼ100%の高い就職率となっています。大手企業への就職に強みを持つこと、また総合職やエリア総合職で活躍する卒業生も多いこと、公務員や教員なども含み職種の幅が広いことが特徴です。本学の大学院や他大学の大学院へ進学し、勉強を続ける方もいます。 -
卒業論文のテーマにはどのようなものがありますか。
3年次の終わりまでに自分の関心・問題を発見しながら卒業論文のテーマを設定し、ゼミの先生の支援・指導を受けながら論文全体をまとめていきます。近年多い論文のテーマは、ジェンダー・女性労働、企業経営・産業の分析、食品・フードシステム、子育て・高齢社会・環境問題、情報学などです。
【テーマ例】
・製品開発における町工場の製造業者と依頼者間で 生じるトラブルとそのプロセスのボトルネックは何か
・女性の起業意識に関する分析-キャリア志向による類型化に基づいた検証-
・待機児童解消に基礎自治体が行えることは何か-東京都内の地域比較の観点から-
・若者の新規就農者を増やすには
・図書館のビジネス支援サービス-その独自性の検討-
・子ども食堂の持続可能な運営の検討
・エシカル消費は持続可能な将来にどのように貢献するのか
・美容整形の現状と課題 -美容整形に対する意識変化の考察-
・コミュニティフリッジが与える子供の貧困に対する効果
・芸術文化への公的支援と幼児教育の重要性
2023年7月更新
家政学部の3方針(2023年度まで)
生活を「科学」し、人類の豊かな幸福をつくり上げる
家政学は"生活を科学する"、すなわち生活の質の向上と人類の健康、安全、福祉に貢献する実践的総合科学(サイエンス)です。生活者であることに立脚し、人間生活とその環境を追究することで人類の幸福に貢献する実践的な学問といえます。日本女子大学家政学部の五つの学科(児童、食物、住居、被服、家政経済)で学ぶ事柄は、すべて私たちの身近な生活を素材にしたものです。それを自然科学的、人文科学的、社会科学的に探究し、理論を実生活に応用することにより、職業的能力など自分自身の「生きる力」を大きく発展させ、社会をより豊かにする力をも養うことができるはずです。国際化、少子高齢化など大きな転換の時代を担っていく皆さんに、こうした意味を持つ家政学部の諸分野を是非学んでいただきたいと思います。
家政学部共通科目
児童学科の3方針
食物学科の3方針
食物学専攻
管理栄養士専攻
住居学科の3方針
被服学科の3方針
家政経済学科の3方針
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
・人間生活を科学的かつ実践的に考察することができる。
・生活そのものが持つ総合性を理解し、専門的知識を持って社会に貢献することができる。
・現実の生活を客観的に把握し、自ら問題を発見し、様々な人と協働して解決していくことができる。
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)
・複合領域の科学としての家政学の総合性・独自性を理解するために、家政学部共通科目を置く。
・実践的総合科学としての家政学の各分野を専門的に学ぶために、5 学科の専門科目を置く。
・興味に応じて実践的な学修ができるよう、あるいは講義で修得した内容を実証するために、各分野の実習・実験科目を置く。
・4年間の学修の集大成として、卒業論文・卒業研究・卒業制作のいずれかを必修とする。
・5学科の専門性に対応するキャリア形成を促進するために、資格関連の科目も重視する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
家政学は、家族やコミュニティを場として、人と人、人と環境との相互作用、およびそこに生起する諸問題・諸矛盾を把握し、より良い生活や社会を創造する複合領域の科学である。
家政学部共通科目は、家政学の全体像を学ぶことを目的としている。この科目を履修することにより、諸領域が複合的に関連して成り立つ生活の構造をとらえる手がかりとし、各学科で専門分野を学ぶ意義をより深める。
DP1 家族やコミュニティを場として、人と人、人と環境との相互作用をとらえる「生活者の視点」を理解することができる。【大学DP1】
DP2 生活そのものを部分的にではなく全体的にとらえるために、生活に関わる諸領域の基礎的知識を身につけている。【大学DP1】
DP3 現実生活を総合的な視野で客観的に把握し、課題を分析し行動しようとする意欲を身につけている。【大学DP2・DP4】
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)
家政学の全体像を学ぶ科目を置く。また、生活に関わる多様な領域の基礎的知識を身につけ、総合的視野で生活問題をとらえることへの関心を高めるために、所属学科以外の領域を学ぶ入門的科目を置く。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
・生活を科学的に考えてみたい人。
・日常の生活に関わる問題に興味のある人。
・生活の質を高め、生活をより豊かにする方法について考えてみたい人。
学位授与方針(2023年度まで)(ディプロマ・ポリシー)
知識・理解
・児童学の幅広い知識を持ち、子どもを理解することができる。
・「発達」、「創造・文化」、「社会・臨床」の3領域から学ぶ専門的な知識を持って、18歳未満の子どもを総合的に理解することができる。
・保育者養成コースでは、幼児教育や保育に関する専門的知識を修得し、子どもを総合的に理解することができる。
思考・判断
・子どもに関する専門的知識を用いて、多角的な視点から子どもや環境を的確に洞察し分析することができる。
関心・意欲・態度
・子どもに関する社会的ニーズに常に注意を払い、子どもの最善の利益に寄与したいという姿勢や意欲を有している。
・子どもを、「発達」、「創造・文化」、「社会・臨床」の専門領域から眺め、理解しようとする姿勢を常に持つことができる。
・保育者養成コースでは、幼児教育や保育及び保護者に関する適切な指導を行いうる専門的職業人となるための自覚と姿勢を有している。
技能・表現
・子どもに関する総合的な知識や洞察を持って、子どもや子どもの置かれている状況を論理的に記述し、言語的・非言語的手段を用いて多様な表現を行うことができる。
・「発達」、「創造・文化」、「社会・臨床」の専門領域の視点から子どもや子どもが置かれている状況について、自らの見解を的確及び平易に伝えることができる。
・保育者養成コースでは、幼児教育や保育の場面において、専門的知識に基づいた的確な指導あるいは援助を行うことができる。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2024年度から)
児童学科では、「発達」「社会・臨床」「創造・文化」の3領域からなる児童学の先端的な専門的知識に基づき、18歳未満の子どもを生活者として多角的に理解し、国際社会の一員として子どもと共に文化を継承・創造することのできる人材の育成を目指す。児童学科における学修の成果として、以下の能力を修得することをディプロマ・ポリシーとする。
DP1 児童学の先端的な研究方法や「発達」「創造・文化」「社会・臨床」の3つの各領域についての専門的知識を身につけ、子どもについて多角的に理解することができる。【大学DP1】
DP2 子どもに関する現代的課題や社会的ニーズを把握し、子どもや子どもを取り巻く環境を的確に分析することができる。【大学DP2・DP3】
DP3 家庭や地域における生活者としての子どもの育ちや環境をよりよくする目標達成のために、多職種の専門職と協働するための基礎力を身につけることができる。【大学DP3・DP4】
DP4 子どもの最善の利益を考えながら、子どもに関する課題の解決のために主体的に行動することができる。【大学DP4・DP5】
教育課程編成方針(2023年度まで)(カリキュラム・ポリシー)
知識・理解
・専門教育の導入として、児童学科の全体像を理解するための科目「先端児童学序説」を置く。
・「発達」、「創造・文化」、「社会・臨床」の3領域をまんべんなく学ぶための選択必修科目を置く。
・保育者養成コースでは、幼稚園教諭に関する教職課程及び保育士に関する教育課程に該当する必修及び選択必修科目から、子ども理解、現場での指導についての基礎知識を学修する。
思考・判断
・得られたデータから、子どもに関する多角的で論理的な分析及び思考力、更には課題解決能力を養うために、教員の個別指導となる「特別演習1」、「特別演習2」を置く。
・児童学の研究法を体験的に学修するための「フィールドワーク演習(創造・文化)」、「フィールドワーク演習(社会・臨床)」を置く。
関心・意欲・態度
・教員の個別指導となる「文献研究」、「課題分析研究」より自らの関心を広げると同時に焦点化し、子どもに関する実際的データの取得に積極的に取り組む。
・選択科目として「ボランティア実習」を置き、教育や保育の現場における課題の発見とその解決を図る姿勢を養う。
・保育者養成コースでは、幼稚園教諭一種免許状及び保育士の資格取得に必要な科目を体系的に配置し、段階的な科目履修によって専門的職業人として働くために必要な実践力養成への意欲を高める。
技能・表現
・4年間の学修の集大成として「卒業論文」を作成する。
・卒業のための必須条件として全員参加となっている「卒業論文発表会」において、自らの研究を論理的かつ的確に伝達することができる。
・「文献研究」、「課題分析研究」の必修科目、「フィールドワーク演習(創造・文化)」、「フィールドワーク演習(社会・臨床)」(保育者養成コースの学生は除く)での発表を体験することで、資料の整理及び作成や論理的で的確な言語表現をすることができる。
・保育者養成コースでは、資格取得に必要な科目を履修することにより、幼稚園教諭や保育士として働く際に必要な資料の整理や表現ができる。
その他
・児童学科の保育者養成コース登録者以外の学生には、幼稚園教諭一種免許状・中学校教諭一種免許状(家庭)・高等学校教諭一種免許状(家庭)の資格取得のための科目群を置く。
・また、保育士の資格については、社団法人「全国保育士養成協議会」で実施される「保育士試験」に合格することでも取得できる。
・保育者養成コースでは、幼稚園教諭一種免許状・保育士の資格取得の課程を置く。
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)(2024年度から)
【教育課程・教育方法】
児童学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を系統的に習得させるために、以下のカリキュラム・ポリシーに則り、「先端児童学研究法」「児童学専門科目」「演習・特別演習」からカリキュラムを編成する。また、資格取得に必要な専門科目を置く。学科ディプロマ・ポリシーと授業科目の関係は、カリキュラム・マップとして提示する。
以下の「先端児童学研究法」と「児童学専門科目」をもって「児童学科コア科目群」とする。
先端児童学研究法
児童学の全体像と子どもを多角的にとらえる視点を理解するための科目として、1年次に「先端児童学序説」、4年次に「児童学総論」を置く。また、児童学の研究法を体験的に学修するための授業群を置き、児童学の研究領域に関するフィールドの課題の発見とその解決を図る姿勢を養う。
児童学専門科目
児童学の専門必修科目として、「発達に関わる専門科目」、「創造・文化に関わる専門科目」「社会・臨床に関わる専門科目」の3領域に関する専門科目群を置く。「発達に関わる専門科目」では、人間のライフサイクル全般を視野に入れた発達を学ぶ。「創造・文化に関わる科目」では、子どものもつ潜在可能性と独自の世界の理解を基盤として創造・文化について総合的に学ぶ。「社会・臨床」領域では、家族や地域等との連携を視野に入れ課題を考察する。
演習・特別演習
児童学に関するテーマについて実践と理論を往還させ、多角的で論理的に分析することができる能力やコミュニケーション能力を育成するための演習・特別科目を置く。
卒業論文
児童学に関するテーマについて論理的に学術論文としてまとめ、「卒業論文発表会」において的確に伝達する力を育成するために「卒業論文」を置く。
資格科目
幼稚園教諭一種免許状・中学校教諭一種免許状(家庭)・高等学校教諭一種免許状(家庭)の資格取得のための科目群を置く。保育者養成コースに、幼稚園教諭一種免許状・保育士の資格取得に必要な科目を置く。
【学修成果達成のための科目】
DP1 先端児童学研究法、児童学専門科目
DP2 先端児童学研究法、児童学専門科目、演習・特別演習、卒業論文
DP3 先端児童学研究法、児童学専門科目、卒業論文、資格科目(教職・保育士)
DP4 先端児童学研究法、児童学専門科目、演習・特別演習、卒業論文
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
児童学科は、「発達」「社会・臨床」「創造・文化」の3領域からなる児童学を学ぶ学科である。専門の学びを通じて、18歳未満の子どもを生活者として多角的に理解し、国際社会の一員として子どもと共に文化を継承・創造することのできる人材を育成することを目指している。
本学科が求める学生像は、以下のとおりである。
【求める学生像】
・児童学を学びたいという意欲のある人
・「発達」「社会・臨床」「創造・文化」の3領域に幅広い興味を持つ人
・子どもや子どもを取り巻く課題を多角的に理解し、解決しようとする人
・子どもと共に文化を継承し、創造しようとする人
【高等学校段階までに修得すべき学力】
・論理的に物事を考える基礎的な知識と思考力
・自分の考えをまとめ他者に正しく伝えることができる基礎的な表現力
・他者とコミュニケーションをとり、協働して課題解決する力
上記の学力を身につけているかを判定する入学者選抜試験を以下の基本方針で行う。
(1)一般選抜
一般選抜では、各入試区分で課している科目における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力も加味しながら判定する。
・一般選抜(個別選抜型)
一般選抜の2教科入試では、外国語(英語)と国語または数学、3教科入試では外国語(英語)と国語に加え、数学または理科における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力も加味しながら判定する。
・一般選抜(英語外部試験利用型)
英語外部試験を利用して英語の4技能をバランスよく十分に修得しているかを判定する。さらに、筆記試験により国語と数学の基礎的な知識、思考力および表現力を身に付けているかを、判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型前期)
大学入学共通テストの国語、外国語(英語)、地理歴史・公民・数学・理科から1科目の3科目の試験によって、それぞれの科目における基礎的な知識、思考力および表現力を身につけているかを判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型後期)
大学入学共通テスト利用型前期と同じ方針で判定する。
(2) 総合型選抜
総合型選抜の第一次選考では、調査書を用いて高等学校等における取り組み状況を調査し、高校までに身につけるべき基礎的な知識と技能、主体性および協働性を総合的に判定する。また、全学科共通課題および学科別課題の小論文を通して主体性、論理的思考力および表現力を判定する。特に、児童学科では、情報や条件から論理的に結論を導くことができる能力、得意なことやユニークなことを学修に生かせる応用力など、文系理系を問わずに幅広い能力を持つ学生を求めている。第二次選考の小論文では、子どもや子どもの環境から課題を見つけ、その課題の問題を解決したり、新たな発見をしたりする主体的探求心をもつ意欲と、論理的な思考力、判断力、表現力を見る。さらに、口述試験ではコミュニケーション力や他者と議論する力などを審査する。以上の調査と試験を通して総合的に判定する。
(3)学校推薦型選抜
高等学校等学校長によって推薦された人は、高校までに身につけるべき基礎的な学力を有していると判断する。さらに、出願書類と面接試験(口述試験)によって、学修や研究への意欲、自分の考えを表現する力、コミュニケーション力および協働性を総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(附属高等学校推薦)
日本女子大学附属高等学校長が推薦する人を対象に、出願書類と面接試験によって総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(指定校制)
本学科が指定する高等学校(指定校)の学校長が推薦する人を対象に、出願書類と口述試験によって総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(公募制)
高等学校長が推薦する人を対象に、小論文にて論理的な思考力と表現力を判定し、口述試験にてコミュニケーション力、表現力および他者と議論する力に加え、児童に関する基礎的な知識を判定する。出願書類も合わせて総合的に判断する。
(4)外国人留学生
日本留学試験の日本語、総合科目の2科目の試験によって、十分な基礎学力を有しているかを判定する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、日本語能力、コミュニケーション能力、他者と議論する力、および英語や児童学に関する基礎的な知識を有しているかを審査し総合的に判定する。
(5)編入学・学士入学
大学・短期大学・高等専門学校を卒業した人(見込みを含む)や他大学在学中の人を対象に、小論文試験を行い、大学2年次もしくは3年次に相当する専門的な知識を有しているかを審査する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、コミュニケーション能力、他者と議論する力、および英語や児童に関する知識を有しているかを審査し総合的に判定する。
学位授与方針(2023年度まで)(ディプロマ・ポリシー)
知識・理解
・食品、栄養、調理を中心とした食と生活に関わる諸科学を広く学び、食についての正しい科学的知識を修得し、それらを問題解決に応用することができる。
・食物学専攻では、多面的な視点から食物を総合的に理解するスペシャリストとして必要な知識・能力を有する。
・管理栄養士専攻では、管理栄養士資格を取得するのに必要充分な知識と応用力を有する。
思考・判断
・生活や社会といった観点から、食に関する様々な問題を捉え、正しい科学的知識に基づき、論理的に洞察することができる。
関心・意欲・態度
・専門分野の知識を生活及び社会において人々の健全な食生活の推進と健康の維持増進のために生かして社会に貢献したいという意欲を有する。
・食物学専攻では、食物の生活や社会に及ぼす影響や効果を説明でき、食に関する様々な問題の解決に積極的な姿勢を有する。
・管理栄養士専攻では、健康の保持増進、疾病治療等における医療職としての責務を果たす者としての自覚を持ち、積極的に社会参画する意欲と生涯学習を継続しようとする態度を有する。
技能・表現
・食品、調理、栄養、医学に関する諸科学、技術及び情報を利用して、社会の要求を解決するために創造し、表現することができる。
・論理的に記述し、的確に表現することができる。
・管理栄養士専攻では、管理栄養士専門科目である臨床栄養学、公衆栄養学、栄養教育論、給食経営管理論に関する技能を有し、対象と目的に応じた展開ができる。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2024年度から)
食に関する高度な基礎科学的および専門的知識を身につけ、食科学に関わる研究者、開発者として多職種と連携して社会貢献できる人材を育成する。長い伝統を通して培われた効果的な教育体系に基づき、食に関する最新の科学的知見を取り入れて展開させた系統的カリキュラムを通し、以下の能力の修得を教育目標とする。
DP1 食品、調理、栄養を中心とした食と生活に関わる諸科学を広く学び、科学的知識・専門的技能を修得する。【大学DP1・DP2】
DP2 学修した食品、調理、栄養に関する科学的知識・専門的技能を用い、食に関する問題解決に応用することができる。【大学DP1・DP2】
DP3 食品、調理、栄養の視点から食物を総合的に理解するスペシャリストとして、多職種と連携して様々な問題に取り組む姿勢が身につく。【大学DP1・DP3】
DP4 生活や社会といった観点から食に関する様々な課題を見つけ、正しい科学的知識に基づいて解決方法を論理的に洞察し、情報発信・プレゼンテーションをすることができる。【大学DP2・DP3】
DP5 生活や社会に及ぼす食の影響や効果を生涯学び続け、食に関する様々な問題の解決に努めようとする積極的な姿勢が身につく。【大学DP3・DP5】
DP6 人々の健全な食生活の推進と健康の維持増進のために社会に貢献し、また食に関する諸問題に地球環境・SDGsを考えてグローバルな視点から取り組む意欲が身につく。【大学DP4・DP5】
教育課程編成方針(2023年度まで)(カリキュラム・ポリシー)
知識・理解
・専門分野に関する知識を修得できるように、効率的に授業科目を置く。
・実践的な学修ができるよう、実験・実習科目を置く。
・4年間の学修の集大成として卒業研究を必修とする。
・食物学専攻では、総合的な食物のスペシャリストとして活躍できる専門知識を学修できるような授業科目を置く。
・管理栄養士専攻では、栄養士法に基づく所定の科目を置き、栄養士資格を取得し、管理栄養士国家試験受験資格が得られるものとする。更に、保健、医療、福祉の場における科学的進歩に対応しその中核を担うことができるように基礎科学の修得達成度を高める配置とする。
思考・判断
・食に関する様々な問題を学生に提起し、思考判断が養われるように促している。
・管理栄養士専攻では、課題の解決において生命の尊厳について理解し、優先的に考える思考と判断力を養う。
関心・意欲・態度
・専門分野の知識と生活や社会との関連について強い関心を持ち、学修意欲を高められるように配慮している。
・食物学専攻では「食品開発学特論」等の科目により、専門分野に関する興味や責任を持つように促している。
・管理栄養士専攻では、人間の生命活動と社会活動に対する興味を喚起し、生命を守る者としての自覚と責任を持ち、自発的・積極的に学修と実践活動に臨む態度が養成されるように配慮している。
技能・表現
・リポート作成により、倫理的に記述し、的確に表現できるように促している。
・実践的な技能が修得できるように実験・実習科目を置く。
・表現力の向上ができるように、発表形式の演習・実習科目を置いている。
・管理栄養士専攻では、対人業務及びチーム医療を担えるように、他者とのコミュニケーション能力の開発を促す。
その他
・食品衛生管理者、食品衛生監視員の資格取得に必要な専門知識を学修できるような授業科目を置く。
・フードスペシャリスト資格の取得に関する科目を置く。
・食物学専攻では、中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状(家庭)の取得に必要な「教科に関する科目」を置く。
・管理栄養士専攻では、栄養教諭一種免許状の取得に必要な「栄養に係る教育に関する科目」を置く。
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)(2024年度から)
【教育課程・教育方法】
食科学専攻では「生活者」の視点から食を科学するのに必要な内容として、主に1年次に自然科学系基礎科目群(「基礎科学系」)および導入的内容の専門科目群(基礎・導入科目)、2年~3年次に発展的内容の専門科目、4年次は卒論研究を通してさらに専門科目の応用、を学ぶという系統的なカリキュラム構成となっている。基幹となる専門科目群は「食品科学系」「調理加工系」「栄養機能系」に大別される。「食品科学系」「調理加工系」「栄養機能系」の3つの系の科目はそれぞれ、講義(座学による説明・理解)→実験、実習(実践)の順で開講されるようになっており、理論の理解を実際の作業で確認できるように工夫している。さらに上記基幹専門科目に加え、食品の開発、流通、マネジメントについて学ぶ専門科目として「食品開発系」の専門科目を配置している。
Learning Management System: manabaやTeamsを積極的に活用し、講義科目、演習科目、実験・実習科目の全ての科目において、積極的にアクティブ・ラーニングが用いられ、いずれの科目においても論理的思考力、コミュニケーションスキルやプレゼンテーション力が身につく。
基礎科学系および導入的内容の専門科目群
専門科目の理解に必要な「化学」、「生物」に関する発展的な内容を学ぶ講義を置く。
食品科学系
基幹となる専門科目群の一つ。様々な食品の成分とそれらの機能性・食品の発酵・食品衛生を学ぶ講義と実習科目を置く。
調理加工系
基幹となる専門科目群の一つ。高度な調理技術・調理加工品の「物性」や「おいしさ」に対する専門的な解析能力・評価方法を学ぶ講義と実習科目を置く。
栄養機能系
基幹となる専門科目群の一つ。健康な食生活を通した生涯の健康の保持・促進、を学ぶ講義と実習科目を置く。
食品開発系
食品の開発、流通、マネジメントに関する一般的な知識について学ぶ講義。食品会社で実際に商品開発・基礎研究に携わる講師を招いて、実践的な学びを深める科目も展開している。
卒業論文
4年間の学修の集大成として、未解決の「食」に関する問に対してどのように向き合うかを学ぶ卒業研究を必修としている。卒業研究は3年後期に各研究室に配属され、全員が卒業論文として提出し、発表会で成果を発表する。
専門科目に加え、教職課程の履修により、家庭科の中学校・高等学校教諭1種免許が取得できる。また、フードスペシャリスト関連科目の履修により、フードスペシャリスト、専門フードスペシャリストの資格を取得することができる。食物学専攻の必修科目を履修することにより、食品衛生管理者、食品衛生監視員の資格を取得することもできる。
【学修成果達成のための科目】
DP1 基礎科学系、食品科学系、調理加工系、栄養機能系
DP2 食品科学系、調理加工系、栄養機能系、食品開発系、卒業研究
DP3 基礎科学系、食品科学系、調理加工系、栄養機能系、食品開発系、
異分野連携実践実習
DP4 食品科学系、調理加工系、栄養機能系、食品開発系
DP5 食品科学系、調理加工系、栄養機能系、食品開発系、卒業研究
DP6 食品科学系、調理加工系、栄養機能系、食品開発系
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
食物学専攻は、「生活者」の視点を重視して「食」を科学的に学ぶ学科である。「食」に関する専門的知識の学びを通して科学的・論理的な思考力、洞察力、創造力を養い、これらを活かして食関連の様々な領域で活躍する専門家を育成することを目指している。
本学科が求める学生像は、以下のとおりである。
【求める学生像】
・生活や社会における様々な「食」に関する問題に関心を持ち、「食」を科学的に深く学びたいという意欲のある人
・「食」に対して知的好奇心と探究心を持ち、主体的に学修や研究に取り組む意欲のある人
・身に付けた「食」に関する知識・技術を基に、食品の開発や研究、起業、教育(家庭科教諭)を通じて、地域社会・国際社会に貢献したいと考えている人
・科学的な知識・技術や考察力を身につけ、社会で活躍したいと考えている人
【高等学校段階までに修得すべき学力】
・高校で履修した諸科目、特に化学、生物、数学の基礎学力
・英語の読解力
・論理的に物事を考える基礎的な思考力
・自分の考えをまとめ他者に正しくわかりやすく伝える表現力
・他者とコミュニケーションを取り、協働して物事に取り組む力
上記の学力を身につけているかを判定する入学者選抜試験を以下の基本方針で行う。
(1)一般選抜
一般選抜では、各入試区分で課している科目における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力も加味しながら判定する。
・一般選抜(個別選抜型)
筆記試験により、外国語(英語)に加え、化学、生物または数学における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力を加味しながら判定する。
・一般選抜(英語外部試験利用型)
英語外部試験を利用して英語の4技能をバランスよく十分に修得しているかを判定する。さらに、筆記試験により、数学、化学、または生物の基礎的な知識を身につけているかを判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型前期)
大学入学共通テストの国語、外国語(英語)、数学、理科の4科目の試験によって、それぞれの科目における基礎的な知識、思考力および表現力を身につけているかを判定する。
(2) 総合型選抜
総合型選抜の第一次選考では、調査書を用いて高等学校等における取り組み状況を調査し、高校までに身につけるべき基礎的な知識と技能、主体性および協働性を総合的に判定する。また、全学科共通課題を通して主体性、論理的思考力および表現力を判定する。第二次選考では、口述試験により小論文の課題に関連する基礎的知識の修得を判定し、コミュニケーション力や他者と議論する力などを審査する。以上の調査と試験を通して総合的に判定する。
(3)学校推薦型選抜
高等学校等学校長によって推薦された人は、高校までに身につけるべき基礎的な学力を有していると判断する。さらに、出願書類と面接試験(口述試験)によって、学修や研究への意欲、自分の考えを表現する力、コミュニケーション力および協働性を総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(附属高等学校推薦)
日本女子大学附属高等学校長が推薦する人を対象に、出願書類と面接試験によって総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(指定校制)
本学科が指定する高等学校(指定校)の学校長が推薦する人を対象に、出願書類と口述試験によって総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(公募制)
高等学校長が推薦する人を対象に、出願書類や口述試験により、思考力・判断力・
表現力や、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度に加え、小論文の課題に関連する基礎的知識の修得を判定する。提出された資料等も含めて総合的に判断する。
(4)外国人留学生
日本留学試験の「日本語」「理科(化学)」「理科(生物)」の3科目の試験によって、十分な基礎学力を有しているかを判定する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、日本語能力、コミュニケーション能力、他者と協調する力、および英語や「食」に関する基礎的な知識を有しているかを審査し総合的に判定する。
(5)編入学・学士入学
大学・短期大学・高等専門学校を卒業した人(見込みを含む)や他大学在学中の人を対象に、食品学、調理学、栄養学に関する筆記試験を行い、大学2年次もしくは3年次に相当する専門的な知識を有しているかを審査する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、コミュニケーション能力、他者と協調する力、および英語や化学、生物に関する十分な知識を有しているかを審査し総合的に判定する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2024年度から)
管理栄養士専攻では、管理栄養士として様々な領域で社会貢献できる専門家を育成することを目標としている。具体的には体系化されたカリキュラムを通じ、自発的な学修意欲を持ち続け、専門的知識および技術を有し、科学的根拠に基づく栄養管理を通して、人々の健康増進や疾病の予防・治療に貢献する管理栄養士を育成するための教育を展開している。そのため、以下の能力の修得を教育目標とする。
DP1 管理栄養士資格を取得するのに必要な知識と応用力を身につけ、対象や目的に応じて展開できる。【大学DP1・DP2】
DP2 日々の生活の中において、栄養管理に関する課題を発見し、正しい知識に基づき、論理的に洞察できる。【大学DP1・DP2】
DP3 実験・実習や卒業研究でのグループワークを通して、管理栄養士としてのマネジメント力やコミュニケーション力が身につく。【大学DP2・DP3】
DP4 体の仕組みの基礎的理解のうえに、臨床現場で求められる栄養管理の意義を理解し、食事を用いて栄養療法を実践的に示すことができ、人々の生活の質(Quality Of Life:QOL)の向上に貢献する能力が身につく。【大学DP2・DP3】
DP5 国際的視野を有し、異分野との連携と協働を意識しながら、全ての人々の栄養状態を改善・維持し、健康増進を推進することで、様々な社会生活を支える力が身につく。【大学DP3・DP4】
DP6 豊かな人間性と高い倫理観を基盤に、健康の保持増進、疾病治療を担う専門職として責務を果たす自覚を持ち、主体的に社会参画する意欲と生涯にわたり学習を継続する態度が身につく。【大学DP2・DP5】
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)(2024年度から)
【教育課程・教育方法】
管理栄養士専攻では、栄養士資格を取得し、管理栄養士国家試験受験資格が得られるように栄養士法に基づく所定の科目を配置する。それぞれの科目は「食品衛生・フードサービスマネジメント系」「臨床・福祉栄養系」「公衆栄養・行政・教育系」に大別され、1年次を導入、2年次を基礎、3年次を発展、4年次を応用として位置づけて、講義・演習・ 実験・実習・校外実習(臨地実習)で学びを深める。
いずれの科目においてもLearning Management System: manabaやTeamsを授業に積極的に活用しつつ積極的にアクティブ・ラーニングを行うことにより、論理的思考力、コミュニケーション力やプレゼンテーション力を身につける。
食品衛生・フードサービスマネジメント系
食品学・調理学・食品衛生学および給食経営管理論を中心とした栄養管理に関わる「食品・給食」に関する講義・実習科目を置く。
臨床・福祉栄養系
栄養管理の基礎として人体の構造と機能・疾病の成り立ちを学び、その応用としての臨床栄養学と、行動変容に繋げる栄養教育論に関する講義・実習科目を置く。
公衆栄養・行政・教育系
社会・環境と健康において健康に関する制度や課題を学び、さらに公衆栄養学に発展・応用する講義・実習科目を置く。また、選択科目の履修により栄養教諭一種免許状を取得できる。
臨地実習
「食品衛生・フードマネジメント系」の単位を取得した後、社員食堂や学校等の実践現場での学外実習である臨地実習Ⅰを通じて学内での学びを発展させて理解を深める。同様に臨地実習Ⅱ・Ⅲでは病院で、臨地実習Ⅳでは保健所・保健センター等で実習し、学内での学びの応用により理解を深める。これらの実習の前後には総合演習として事前・事後学習を行い、根拠に基づいた実践力を身につける。
卒業研究
4年間の学修の集大成として卒業研究を必修としている。卒業研究は3年後期に各研究室に配属され、全員が卒論発表会で発表し論文を提出する。
【学修成果達成のための科目】
DP1 食品衛生・フードサービスマネジメント系、臨床・福祉栄養系、
公衆栄養・行政・教育系、臨地実習、卒業研究
DP2 食品衛生・フードサービスマネジメント系、臨床・福祉栄養系、
公衆栄養・行政・教育系、臨地実習、卒業研究
DP3 食品衛生・フードサービスマネジメント系、臨床・福祉栄養系、
公衆栄養・行政・教育系、臨地実習、卒業研究
DP4 臨床・福祉栄養系、公衆栄養・行政・教育系
DP5 公衆栄養・行政・教育系、食品衛生・フードサービスマネジメント系
DP6 食品衛生・フードサービスマネジメント系、臨床・福祉栄養系、
公衆栄養・行政・教育系、臨地実習、卒業研究
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
管理栄養士専攻は、管理栄養士免許を取得するために基礎から応用にいたる領域を複合的に学ぶ学科である。人々の健康増進や疾病の予防・治癒のために、専門的知識および技能を生かして社会に貢献できる人物を育成することを目指している。
本学科が求める学生像は、以下のとおりである。
【求める学生像】
・管理栄養士資格を取得するのに必要な知識と応用力を身につけたい人
・人の身体と栄養に関して深く学びたいという意欲のある人
・主体的に栄養に関する課題を発見し、正しい知識を用いて解決したい人
・管理栄養士として様々な領域で社会貢献したい人
・管理栄養士として国際的視野を持ち、異分野と連携して、社会を良くしたい人
【高等学校段階までに修得すべき学力】
・高校で履修した諸科目、特に化学、生物、数学の基礎学力
・英語の読解力
・論理的に物事を考える基礎的な思考力
・自分の考えをまとめ、他者に正しくわかりやすく伝える表現力
・他者とコミュニケーションを取り、協働して物事に取り組む力
上記の学力を身につけているかを判定する入学者選抜試験を以下の基本方針で行う。
(1)一般選抜
一般選抜では、各入試区分で課している科目における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力も加味しながら判定する。
・一般選抜(個別選抜型)
筆記試験により、外国語(英語)に加え、化学、生物または数学における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力を加味しながら判定する。
・一般選抜(英語外部試験利用型)
英語外部試験を利用して英語の4技能をバランスよく十分に修得しているかを判定する。さらに、筆記試験により、化学、生物または数学の基礎的な知識を身につけているかを思考力および表現力も加味しながら判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型前期)
大学入学共通テストの国語、外国語(英語)、数学、理科の4科目の試験によって、それぞれの科目における基礎的な知識、思考力および表現力を身につけているかを判定する。
(2) 総合型選抜
総合型選抜の第一次選考では、調査書を用いて高等学校等における取り組み状況を調査し、高校までに身につけるべき基礎的な知識と技能、主体性および協働性を総合的に判定する。また、全学科共通課題を通して主体性、論理的思考力および表現力を判定する。第二次選考では、口述試験により小論文の課題に関連する基礎的知識の修得を判定し、コミュニケーション力や他者と議論する力などを審査する。以上の調査と試験を通して総合的に判定する。
(3)学校推薦型選抜
高等学校等学校長によって推薦された人は、高校までに身につけるべき基礎的な学力を有していると判断する。さらに、出願書類と面接試験(口述試験)によって、学修や研究への意欲、自分の考えを表現する力、コミュニケーション力および協働性を総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(附属高等学校推薦)
日本女子大学附属高等学校長が推薦する人を対象に、食物学科の入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)を理解し、管理栄養士に関心と資格取得を目指す意欲があることを前提とし、出願書類と面接試験によって、思考力・判断力・表現力や、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度について総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(指定校制)
本学科が指定する高等学校(指定校)の学校長が推薦する人を対象に、出願書類と口述試験によって総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(公募制)
高等学校長が推薦する人を対象に、出願書類や口述試験により、思考力・判断力・表現力や、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度に加え、小論文の課題に関連する基礎的知識の修得を判定する。提出された資料等も含めて総合的に判断する。
(4)外国人留学生
日本留学試験の日本語、理科(化学)、理科(生物)の3科目の試験によって、十分な基礎学力を有しているかを判定する。選考は出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、日本語能力、コミュニケーション能力、他者と議論する力、および英語や理科に関する基礎的な知識を有しているかを審査し総合的に判定する。
(5)編入学・学士入学
大学・短期大学・高等専門学校を卒業した人(見込みを含む)や他大学在学中の人を対象に、食品学、調理学、栄養学に関する筆記試験を行い、大学2年次もしくは3年次に相当する専門的な知識を有しているかを審査する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、コミュニケーション能力、他者と協調する力、および英語や化学、生物に関する十分な知識を有しているかを審査し総合的に判定する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
知識・理解
・広い視野から住居や地域を理解できる。
・居住環境デザイン専攻では、住生活の歩みと現状を理解できる。
・建築デザイン専攻では、建築設計に必要なことの基本を理解できる。
思考・判断
・自然科学、情報処理技術等の知識を用い、生活環境に関わる問題を論理的に分析できる。
・居住環境デザイン専攻では、住生活の向上を促す様々な技術を踏まえ、生活環境の住みよさを考えることができる。
・建築デザイン専攻では、生活者の視点で、住宅・建築の様々なテーマを考えることができる。
関心・意欲・態度
・住宅の内・外空間について、家族、ライフスタイル、歴史文化、安全性、快適性等多角的に考えることができる。
・居住環境デザイン専攻では、近隣や地域を含めた住環境において、様々な住民が住みよいとされるような環境改善を指導できる。
・建築デザイン専攻では、住宅・建築に対して機能的、合理的に考え、更に美的センスを生かすことができる。
技能・表現
・住宅・建築を居住者や利用者の立場から考え、デザインすることができる。
・居住環境デザイン専攻では、プレゼンテーション及びコミュニケーション能力を高め、専門の立場から社会的発言ができる。
・建築デザイン専攻では、設計能力、コミュニケーション能力を高め、専門の立場から社会的発言ができる。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2024年度から)
住居学科では、住居学および建築学の視点から住居から都市までの生活環境を総合的に理解し、住生活を包含する豊かな環境をデザインできる専門性の高い人材の養成を目的とする。具体的には国内外の生活環境を歴史、地域、芸術、技術、持続可能性、その他社会課題などの側面から論理的に理解することができ、その知見に基づいて豊かな生活環境を創造性と表現力を持ってデザインすることができる人材を育成する。そのため、以下の能力習得を学位授与の方針とする。
DP1 住居、建築、地域、都市に関する専門知識を有し、広い視野、グローバルな視点から適切な生活環境を理解し、考察することができる。【大学DP1・DP3・DP4】
DP2 住居、建築、地域、都市を論理的に分析し、デザインするために必要な技能を持ち、多様な人の立場から生活環境に関わる課題を理解し、その課題解決に向けた豊かな生活環境を創造性を持ってデザインすることができる。【大学DP1・DP2・DP3】
DP3 自然科学・情報処理技術の知識や方法も用いながら、学修、研究、設計を行うことができ、その成果や提案を論理的に説明・発表し、討論することができる。【大学DP2・DP3】
DP4 自立的、継続的、計画的に、かつ協調性を持って学習や課題作業を遂行することができる。【大学DP3・DP5】
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)
知識・理解
・初年次教育の科目として、基礎数学、基礎物理、力と形、絵画デッサン、空間デザイン基礎を置く。
・専門的な知識を修得するために、住生活・計画系、構造系、設備系の講義科目を置く。
思考・判断
・子どもから高齢者まで様々な人たちが快適に暮らせるような住環境を考えるための科目を置く。
・居住環境デザイン専攻では、生活者の立場から見た体験型の科目を置く。
・建築デザイン専攻では、主体的な行動を重視した実験・実習科目を置く。
関心・意欲・態度
・専門性を高めるために実践的・実務的な科目を置く。
・居住環境デザイン専攻では、居住環境分野の学際性を追求する選択科目を置く。
・建築デザイン専攻では、高度な問題や、設計課題に取り組める選択科目を置く。
技能・表現
・住宅の設計を修得するために、基礎製図Ⅰ・Ⅱや設計製図、住宅設計の実技科目を設け、それらを必修とする。
・一級建築士の受験資格の指定科目を必修科目とする。
・建築デザイン専攻では、技術士補の資格取得のための科目を置く。
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)(2024年度から)
住居学科の学生が履修する学科科目群は学科のディプロマ・ポリシーを卒業時に達成できるよう、以下の教育課程編成方針に基づき編成されている。
○住居・建築デザインに関する専門的な知識・技能を習得するため、建築デザイン、生活、計画、歴史、構造・構法、環境・設備に関する講義、演習、実習科目を開講する。
○建築海外研修や海外の大学等とのワークショップなど、国際性を養う授業科目を開講する。
○習得した知識を総合し、住居・建築、地域、都市に関わる具体的な課題に対する分析力、課題に対して創造的かつ効果的な解決策を提案(デザイン)し、表現する能力、および論理的に説明・発表し、討論する能力を養成する実践的な演習科目を開講する。
○情報処理技術等を活用した設計手法、分析・解析手法の習得を目的とした講義、演習科目を開講する。
○自立的、継続的、計画的に、かつ協調性を持って作業を遂行する能力を養うため実験、演習、設計実習科目を開講する。
なお、学科科目は居住環境デザイン専攻と建築デザイン専攻の共通科目(必修)と専攻別に設定された専門科目(専攻別必修/選択必修/選択)、関連科目(選択)で構成する。共通科目は住居学科の中核をなす6分野の基礎的知識を初年次から網羅的に学び、住居学・建築デザイン学の全体像を把握するとともに、共通言語を身につける。専門科目、関連科目は学生の適正に応じて段階的に専門性を確立できるカリキュラム設計とする。また、その他科目として卒業論文・卒業制作関連科目を開講する。
【学修成果達成のための科目】
DP1 住居・建築デザインに関わる各分野領域(建築デザイン、生活、計画、歴史、構造・構法、環境・設備)の共通科目(講義科目、演習科目、実習科目)、
国際性を養うための海外の大学等と連携した総合演習科目
DP2 住居・建築デザインに関わる各分野領域の高度な知識、技能養成のための専門科目(講義科目、演習科目、実習科目)、その他(卒業論文・卒業制作関連科目)
DP3 住居・建築デザインに関わる各分野領域の実践的な知識や技能養成のための専門科目/関連科目(講義科目、演習科目、実習科目)、その他(卒業論文・卒業制作関連科目)
DP4 住居・建築デザインに関わる各分野領域の実践的課題に取り組む演習科目、その他(卒業論文・卒業制作関連科目)
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2024年度から)
被服学科では、被服に関する幅広い専門領域の学修を通して、被服や衣生活の創造に資する知識、技能、思考を科学的な視点から身につけ、豊かで充実した人間生活の実現や我々の生活における様々な問題の解決に貢献できる人材の育成を目指す。そのため、以下の能力の修得を教育上の目標とする。
DP1 被服学における幅広い専門領域の知識、技能、思考を修得し、これを応用して被服や衣生活に関する新たな知見を科学的に理解し説明できる。【大学DP1】
DP2 被服や衣生活における様々な課題に関連した情報やデータを収集し、体系的に分析・整理できる。【大学DP2】
DP3 人間生活における様々な問題や課題を発見し、それらを科学的、創造的に解決するとともに、成果を適正に発信できる。【大学DP2・DP3】
DP4 人間、社会、自然、環境についての深い関心や、被服を通して人々の生活の質の向上に貢献したいという意欲を持つ。【大学DP4・DP5】
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
知識・理解
・被服に関する科学的専門知識を修得し、幅広い専門領域から人間生活に必要な被服学の本質を学び、基礎から応用に至る知識を修得する。
思考・判断
・学修した総合的な知識を基礎に、様々な身体条件の人々や生活環境に対応する、快適な衣生活のありかたを考えることができる。
関心・意欲・態度
・人間、社会、自然、環境について深い関心や、被服を通していろいろな人の生活を快適に豊かにしたいという意志を持ち、その実現に向かって努力する。
技能・表現
・多角的な視点から被服を理解し、その知識を生活の質(QOL)の向上に活用できる。
・被服の専門家として、生活分野や教育分野で活躍できる。
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)
知識・理解
・広い視野から被服を総合的に理解するために、自然科学・人文科学・社会科学の全領域から構成される科目を置く。
・専門科目への導入として、1年次のカリキュラムに、概論や基礎実験等の科目を置く。
・産業界の知識も学修できるように、企業人を講師とした科目を置く。
思考・判断
・科目履修方法の指針となるコース制を参考に、履修計画を明確にし、確実な学修を進めることができる。ファッションサイエンスコース、ファッションアートコース、ファッションデザインコースを置き、学生が主体的にコースを選択する。
関心・意欲・態度
・被服に関する最先端の知識を得られる科目を置く。衣料管理士(一級)取得のための専門科目を置く。
・繊維・ファッション業界必携の繊維製品品質管理士(TES)やパターン検定等の資格取得を支援する課外講座を置く。
技能・表現
・被服に関する専門知識を実践的に応用できるよう、実験や実習及び演習科目を置き、講義科目の理解を深める。4年間の学修の集大成として卒業論文を作成し、その成果を卒業論文発表会で第三者にわかりやすく説明することができる。
その他
・中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)・司書・学校図書館司書教諭・博物館学芸員の取得に必要な科目を置く。
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)(2024年度から)
【教育課程・教育方法】
被服学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を段階的に習得させるために、以下のカリキュラム・ポリシーに則り、講義科目、実験・実習科目、演習・総合演習科目および卒業論文を置き、基礎科目から専門科目へと段階的に学べるカリキュラム構成とする。また、科目履修方法の指針となるコース制(ファッションサイエンスコース、ファッションアートコース、ファッションデザインコース)を設ける。さらに、資格の取得に必要な専門科目を置く。なお、学科科目と学科ディプロマ・ポリシーとの対応は、カリキュラム・ツリーとして提示する。
講義科目
被服学の幅広い専門領域を総合的に理解するために、自然科学・人文科学・社会科学の領域から構成される講義科目を置く。産業界の知識も学修できるように企業人を講師とした科目も含める。
実験・実習科目
講義科目の理解をより深め、被服に関する専門知識を実践的に学び応用できるように、実験、実習科目を置く。
演習・総合演習科目
より専門的な分野の手法や知見を学び、他者ともコミュニケーションを取りながら課題を明確化する能力を養成するため、3~4年次に演習科目を置く。
卒業論文
大学での学修の集大成として4年次に卒業論文を置く。自ら課題を見つけ、探究し、学術論文としてまとめあげるとともに、その成果を第三者に発表する。
資格科目
衣料管理士(一級)資格取得のための専門科目を置く。繊維・ファッション業界必携の繊維製品品質管理士(TES)資格取得を支援する課外講座を置く。また、中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)、司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員の資格取得に必要な科目を置く。
【学修成果達成のための科目】
DP1 学科共通分野、材料分野、造形分野、衣環境分野、整理・染色分野、美学分野、
消費分野の中の講義系基礎科目、講義系専門科目
DP2 学科共通分野、材料分野、造形分野、衣環境分野、
整理・染色分野の中の実験・実習系科目
DP3 衣服文化演習Ⅰ&Ⅱ、被服科学演習、被服学総合演習、卒業論文
DP4 衣料管理士(一級)資格取得に関連する専門科目
中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)等の資格取得に必要な科目
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
被服学科は、生活環境が著しく変化する現代において、時代に即した被服のあり方とは何かを科学的・文化的視点から総合的に追究する学科である。より良い人間生活の向上に役立つ被服を創造することで、繊維・ファッション業界などの多彩な分野で活躍し、社会に貢献できる人材の育成を目指している。
本学科が求める学生像は、以下のとおりである。
【求める学生像】
・被服に関連する事象を総合的に理解しようとする人。
・被服を多角的視点から深く学び、人間生活に役に立つ知識を獲得し、自ら考え、社会へ提案する意欲のある人。
・何事にも一生懸命に取り組む姿勢があり、向上心を持つ人。
・幅広い知識を身につけ、衣生活をより快適に豊かにしたいという意欲のある人。
・自分の考えを文章や言葉で表現でき、コミュニケーションを図ることのできる人。
・被服分野の専門家として社会貢献したい人。
【高等学校段階までに修得すべき学力】
・理科、数学、国語、英語の基礎学力
・論理的に物事を考える基礎的な思考力と、自分の考えをまとめ他者に正しく伝える基礎的な表現力
・他者とコミュニケーションを取り、協働して物事に取り組む力
上記の学力を身につけているかを判定する入学者選抜試験を以下の基本方針で行う。
(1)一般選抜
一般選抜では、各入試区分で課している科目における基礎的な知識・理解を、思考力を含め判定する。
・一般選抜(個別選抜型)
筆記試験により、外国語(英語)に加え、国語、数学、または理科における基礎的な知識・理解を、思考力を含め判定する。
・一般選抜(英語外部試験利用型)
英語外部試験を利用して英語の4技能をバランスよく十分に修得しているかを判定する。さらに、筆記試験により、国語、数学、理科のうちの2科目の試験について基礎的な知識・理解を、思考力を含め判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型前期)
大学入学共通テストの外国語(英語)、国語または数学、理科の3科目の試験によって、基礎的な知識・理解を、思考力を含め判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型後期)
大学入学共通テスト利用型前期と同じ方針で判定する。
(2)総合型選抜
第一次選考とその合格者を対象に第二次選考を実施する。第一次選考では、調査書と全学科共通課題により高等学校等での学修状況と高校までに身につけるべき基本的知識と技能の修得状況、論理的思考力と表現力を総合的に判定する。第二次選考では、筆記試験と口述試験を通して、被服に関連した基礎的な知識の修得状況と学修に対する意欲、自分の考えを表現する力、コミュニケーション力および協働性を総合的に判定する。
(3)学校推薦型選抜
高等学校等の学校長が推薦する人を対象に、基礎的な知識や学修への意欲、思考力・判断力・表現力およびコミュニケーション力、主体的に多様な人々と協働して学ぶ態度について総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(附属高等学校推薦)
日本女子大学附属高等学校長が推薦する人を対象に、出願書類と面接試験により総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(指定校制)
本学科が指定する高等学校(指定校)の学校長が推薦する人を対象に、出願書類と口述試験により総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(公募制)
高等学校等の学校長が推薦する人を対象に、全学科共通課題を含む出願書類と、小論文および口述試験により総合的に判定する。
(4)外国人留学生
日本学生支援機構が行う日本留学試験の日本語および総合科目の2科目の試験により基礎的学力を判定する。また、学科別課題を含む出願書類と口述試験によって学修意欲、主体性、日本語能力、コミュニケーション能力、他者と議論する力、基礎的な知識を総合的に判定する。
(5)編入学・学士入学
大学・短期大学・高等専門学校を卒業した人(見込みを含む)や他大学在学中の人を対象に、出願書類および指定の英語外部試験における成績、被服に関連した小論文および口述試験により基礎的な知識や学修への意欲、思考力・判断力・表現力およびコミュニケーション力、主体的に多様な人々と協働して学ぶ態度について総合的に判定する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
知識・理解
・経済学、家政学及びその他関連領域に関する基礎知識を身に付け、経済と生活の互いの関わりを広い視野で理解している。
・選択した専門分野の知識を身に付け、経済問題や生活問題の分析に活用できる。
思考・判断
・経済問題や生活問題に関わる課題について幅広い視野を持って論理的に考察し、その解決の道筋を自らの意見としてまとめることができる。
関心・意欲・態度
・身近な生活問題からグローバルな問題まで、経済と生活の関わりに関心を持って考えることができる。
・自分の利益のみでなく社会や自然への影響を考えながら行動することができる。
技能・表現
・課題解決に必要な文献・資料等を多様な手段を組み合わせて収集し、知識を整理することができる。
・様々な調査・分析手法を用いて、研究テーマについて分析することができる。
・自らの意見を述べ、討論し、仲間との議論の中で自分の考えを深めることができる。
・分析した内容を踏まえ、自らの考えを論文・レポートとして表現することができる。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2024年度から)
家政経済学科では、私たち一人ひとりの生活をめぐる社会的課題や経済的課題について、経済学を基に家政学や経営学、政治学などの知識を活かし、生活者の視点から学際的に研究する。これを通じて複雑化する様々な課題の解決方法を探り、学びを行動に活かし、持続可能な社会を構築するために貢献できる人間の育成を目的とする。そのため、以下の能力の修得を教育上の目標とする。
DP1 経済学、家政学、経営学、政治学など幅広い社会科学領域の基礎知識を身につけている。【大学DP1】
DP2 課題に関係する情報を多様な手段を組み合わせて収集できる。【大学DP2】
DP3 選択したコースの専門分野の知識と分析手法を身につけ、社会的課題または経済的課題について分析することができる。【大学DP1・2】
DP4 経済と生活の全体性をとらえる視野を持って、生活をめぐる様々な社会的課題や経済的課題を把握し、その解決のために何が自分にはできるか考えようとするための能力を身につけている。【大学DP1・DP4】
DP5 他者の意見を傾聴し、それに位置づけながら自らの意見を述べ、目的達成のために仲間と協働することができる。【大学DP2・3】
DP6 自分の考えをアカデミック・ライティングの方法に則って、論文・レポートとして表現することができる。【大学DP2】
DP7 自己の利益だけでなく社会や自然への影響を考えながら、多様な立場の人々の幸せや持続可能な社会の実現に配慮して生活する方法を理解できる。【大学DP3・4】
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)
知識・理解
・経済学、家政学、関連諸学の基礎的な考え方や分析手法を学ぶ入門コースを置いている。
・学生個々の関心に応じて学べる「経済・経営コース」「公共・生活コース」を設置している。
・身近な生活問題から国際社会まで社会全体を見渡す力をのばす専門科目群を置いている。
・少人数で意見交換をし、物事を体系的に考える訓練ができる2年間の演習を置いている。
・4年間の学修の集大成として、最低でも 20000 字の卒業論文執筆を必修としている。
思考・判断
・グループワーク、ワークショップ、プレゼンテーションを行う科目を置き、仲間との意見交換の中で多面的な視野を持って自分の考えを深める機会を大切にしている。
・演習・卒業論文執筆を必修とし、経済や生活に関わる課題を設定し解決策について論理的に考えることができるようにしている。
関心・意欲・態度
・抽象的に理論を学ぶだけでなく、身近なものからグローバルなものまで具体的な経済問題や生活問題の紹介を講義の中で行い、理論と現実を関係づけながら関心を深めるようにしている。
・特定領域の専門知識だけでなく、経済学・家政学・その他関連領域について幅広く選択して学べるカリキュラムを準備し、生活そのものが持つ総合性を理解して公益について考えられるようにしている。
技能・表現
下記について修得するための科目を置いている。
・統計に関する基礎知識を得る。
・アンケート調査やヒアリング調査に関する基礎知識を得る。
・コンピュータ等を用いて、数量的な処理をする。
・日本以外の国の専門関連情報を収集する基礎として外国書講読のクラスを設けている。
・グループワークやワークショップを体験する。
・テキストや収集したデータをもとにしてわかりやすいレジュメを作成する。
・専門用語を用いて意見交換をする。
・長文の論文を、構成、検証、資料の扱い等を考慮して執筆する。
・作成したレジュメや論文のポイントをおさえてわかりやすく発表する。
その他
・ゼミにより、合宿を通じて学内ではできない経験にトライしている。
・日頃の成果を発表しあい、交流を図るために他大学交流を行っているゼミもある。
教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)(2024年度から)
【教育課程・教育方法】
1年次は、経済学、家政学、経営学、政治学など幅広い社会科学の領域の入門科目群を学びながら、全体を俯瞰しアカデミックな学びの基礎スキルを学修する。
2年次に、より深く経済学・経営学を学ぶ「経済・経営コース」と公共的な視点から生活問題を学ぶ「公共・生活コース」のどちらかを選択し、選択したコースの専門知識を学ぶ科目群が設置されている。経済・経営領域には「経済理論系」「応用・実証系」「経営・地域系」の科目群が設置され、また公共・生活領域には「生活経済系」「生活経営系」「公共系」の科目群が設置されている。特徴的なのは、ゆるやかなコース制となっていることで、どちらのコースを取っても自分のコースの選択必修の科目とともに、自らの関心に応じて他のコースの科目も含めて科目を取れる自由度が高いことである。また、両コースとも外国語で経済・生活を学ぶ科目も用意されている。
3年次には、各領域の発展的な科目をさらに取って学びを深めるとともに、少人数制の演習科目(ゼミ)を全員が取り、調査の実践および仲間との議論で学びを深める。
4年次には、演習科目(ゼミ)で卒業研究に取り組み、学修を総合する。
主な取得可能な科目:中学・高校家庭科、中学社会・高校公民の教員免許
入門科目
1年次に社会科学領域の基礎的な科目を幅広く学び、学科の学びの基礎を築く。一部の科目ではアカデミック・ライティングの基礎を身につけることができる。
経済理論系
経済をミクロとマクロの視点から学び、複雑な経済現象を理解する力を養う。
応用・実証系
入門科目や経済理論系で学んだ知識をもとに現実に生じている様々な問題を分析する力を養う。一部の科目では経済実験を含めたアクティブ・ラーニングを行っている。
経営・地域系
経営戦略論、マーケテイング論、経営組織論、会計学、および地域経済論の知識と分析手法を身につける。社会的課題や経済的課題に対して、農村地域での体験学習を通じて考察したり、他の系の知識も取り入れながら複眼的に分析しグループ研究を行ったりするアクティブ・ラーニングの科目も含まれる。
生活経済系
生活と経済が関わる領域や社会保障、消費者政策等の領域を学修する。一部の応用的な科目ではグループワークやプレゼンテーションを行っている。
生活経営系
生活の諸問題を、生活の内部条件と外部条件の双方向からとらえ分析する力を養う。一部の応用的な科目ではグループワークなどを行っている。
公共系
政治・行政に関する仕組みやあり方を学び、民主主義の視点を身につける。一部の応用的な科目ではグループディスカッションやインタビュー調査を行っている。
外国語
両コースごとに英語で専門的な学術文献を講読し、思考力や知識を身につける。
演習
1、2年次で学んだことを土台として、少人数制のゼミで学びを深め、卒業論文につなげる。
【学修成果達成のための科目】
DP1 入門科目群
DP2 経済理論系、応用・実証系、経営・地域系、生活経済系、生活経営系、
公共系の2年次以上開講科目、統計・調査に関わる科目、外国語系
DP3 経済理論系、応用・実証系、経営・地域系、生活経済系、生活経営系、
公共系の2年次以上開講科目
DP4 経済理論系、応用・実証系、経営・地域系、生活経済系、生活経営系、
公共系の3年次以上開講科目、連携科目
DP5 演習
DP6 経済理論系、応用・実証系、経営・地域系、生活経済系、生活経営系、
公共系の2年次以上開講科目
DP7 経済理論系、応用・実証系、経営・地域系、生活経済系、生活経営系、
公共系の3年次以上開講科目、連携科目
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
家政経済学科は、生活の様々な現状を経済学、家政学、経営学、政治学などの社会科学の手法を使って幅広く学ぶ学科である。専門の学びを通じて、複雑化する様々な社会的課題や経済的課題の解決方法を探り、学んだ知識を行動に生かし、持続可能な社会の構築に貢献できる人物を育成することを目指している。
本学科が求める学生像は、以下のとおりである。
【求める学生像】
・生活をめぐる様々な社会的課題や経済的課題に興味・関心を持つ人
・経済学、家政学、経営学、政治学などの社会科学の領域に関心を持ち、幅広く学びながら自分の学びの中心となる学問領域を見つけていこうとする探求心のある人
・幅広い視野を持ち、主体的に学ぶ姿勢を持つ人
・社会科学的な知識や考え方を身につけ、多様な立場の人々の幸せや持続可能な社会の構築に貢献したいと望む人
【高等学校段階までに修得すべき学力】
・国語や数学、地理歴史、公民に関する一定の基礎学力
・英語を読み取り理解する基礎力
・物事を論理的に把握し分析する基礎的な読解力および論理的思考力
・自分の意見を適切な表現で他者に伝える基礎的な表現力
・他者の意見に耳を傾け、目的達成のために協働して物事に取り組む力
上記の学力を身につけているかを判定する入学者選抜試験を以下の基本方針で行う。
(1)一般選抜
一般選抜では、各入試区分で課している科目における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力も加味しながら判定する。
・一般選抜(個別選抜型)
筆記試験により、外国語(英語)に加え、国語または数学における基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力を加味しながら判定する。
・一般選抜(英語外部試験利用型)
英語外部試験を利用して英語の4技能をバランスよく十分に修得しているかを判定する。さらに、筆記試験により、国語や数学の基礎的な知識を身につけているかを、思考力および表現力を加味しながら判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型前期)
大学入学共通テストの国語、外国語(英語)、地理歴史・公民または数学の3科目の試験によって、それぞれの科目における基礎的な知識、思考力および表現力を身につけているかを判定する。
・一般選抜(大学入学共通テスト利用型後期)
大学入学共通テストの外国語(英語)と国語・地理歴史・公民・数学の中から選択した2科目の計3科目の試験によって、それぞれの科目における基礎的な知識、思考力および表現力を身につけているかを判定する。
(2)総合型選抜
総合型選抜の第一次選考では、調査書を用いて高等学校等における取り組み状況を調査し、高校までに身につけるべき基礎的な知識と技能、主体性および協働性を総合的に判定する。また、全学科共通課題および自己推薦書を通して主体性、論理的思考力および表現力を判定する。第二次選考では、適性検査(筆記試験)にて生活問題や経済問題に関する資料を理解し、それと関連づけながら自らの意見を発信する能力があるかどうかを見る。さらに、プレゼンテーション・質疑応答ではコミュニケーション力や他者と議論する力などを審査する。以上の調査と試験を通して総合的に判定する。
(3)学校推薦型選抜
高等学校等学校長によって推薦された人は、高校までに身につけるべき基礎的な学力を有していると判断する。さらに、出願書類と面接試験によって、学修や研究への意欲、自分の考えを表現する力、コミュニケーション力および協働性を総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(附属高等学校推薦)
日本女子大学附属高等学校長が推薦する人を対象に、出願書類と面接試験によって総合的に判定する。
・学校推薦型選抜(指定校制)
本学科が指定する高等学校(指定校)の学校長が推薦する人を対象に、出願書類と口述試験によって総合的に判定する。
(4)外国人留学生
日本留学試験の「日本語」「総合科目」の2科目の試験によって、十分な基礎学力を有しているかを判定する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、日本語能力、コミュニケーション能力、他者と議論する力、および社会的課題や経済的課題に関して興味・関心を持ち、自らの意見を発信する能力があるかどうかを審査し総合的に判定する。
(5)編入学・学士入学
大学・短期大学・高等専門学校を卒業した人(見込みを含む)や他大学在学中の人を対象に、社会的課題や経済的課題に関する小論文を課し、大学2年次もしくは3年次に相当する専門的な知識を有しているかを審査する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、コミュニケーション能力、他者と議論する力、英語に関する十分な知識および社会的課題や経済的課題に関して興味・関心を持ち、自らの意見を発信する能力があるかどうかを審査し総合的に判定する。