家政学部 Q&A

児童学科

  • 学科の特色・ポイントはなんですか?

    A.
    1.総合的な視野から子どもを学ぶ
    2.子どもに直接ふれて学ぶ
    3.3つの柱(発達、創造・文化、社会・臨床)から理解を深める
    4.少人数制で学ぶ
    5.長い歴史を有する学科
    6.取得できる資格が幅広い

  • 本学の教育学科との違いを教えてください。

    A.
    児童学科は、18歳未満の子どもに対する理解を学際的にとらえようとしています。
    その研究・教育分野は、児童(発達)心理学/保育学/児童文化/児童教育などです。
    教育学科は、生まれてから死ぬまでという人生の長いスパンを対象として「教育」を考えていきます。そして、教育思想/教育社会学/教育心理学などの教育学の基礎的分野と、教育方法学/教育工学/生涯学習論などの実践的分野に重点をおき、学校教育を捉えていくところに特色があると思います。

  • 教員採用試験の対策や指導、公立保育士になるための公務員試験対策、幼稚園・保育所への就職のサポートはどのようになっていますか?

    A.
    キャリア支援課を中心に、OGに話を聞く機会を設けたり、児童学科でも2年次後期にキャリアガイダンスを実施したりして、4年生から就職に関する話を聞く機会があります。また生涯学習センターや教職教育開発センター、また児童学科においても試験対策として「教員採用試験対策講座」や、「公立保育園就職ガイダンス」などを実施して、サポートしています。さらに、必要に応じてピアノ、体育などの実技面での個別指導にも応じています。私立幼稚園からの就職情報については、キャリア支援課での掲示、学科の教員からの情報提供を行っています。

  • 資格の取得を希望する学生の比率はどのくらいですか?

    A.
    保育士資格については、2020年度から「保育者養成コース」に登録した学生が約23名です。保育士資格が取得できるようになって4年目ですので、2021年度以降の学生の資格取得の希望の状況は、変化していくことが予想されます。2020年度(4年生)は、幼稚園教諭一種を約7割の学生が取得を目指しています。さらに中学校・高等学校教諭一種(家庭)を希望している学生は今年度はおりませんが、例年2~3名おります。
    他に、司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員等の資格取得を目指している学生もいます。

  • 保育士の資格取得について教えてください。

    A.
    2017年度より、児童学科は保育士養成課程に指定されました。そのため、「保育者養成コース」に進んだ学生は、所定の科目を履修し、規定科目の単位を修得することで、保育士資格を取得できることになりました。
    「保育者養成コース」は、2年次からスタートします。入学後に希望調査を行い、希望者が44名を超えた場合には学科内での選考を行います。選考は、1年前期の成績や、面接などを通して、総合的に判断します。
    また、児童学科では学科主催のキャリアガイダンスの中で、毎年保育士として就職する4年生の話を聞くセミナーを開催し、保育士資格を取得した学生の体験談を主として、保育士資格試験の情報を提供しています。
    また、児童学科には学内保育施設(さくらナースリー)や、都内の保育園などからボランティア募集情報が寄せられるため、授業の空き時間を利用して、実際に保育の現場に足を運ぶ学生も多くいます。

  • 幼稚園教諭・保育士の資格取得にはピアノの実技が必要になるそうですが、ピアノを習ったことが全くありません。大丈夫でしょうか?

    A.
    初めての方はこれまでにもたくさんいらっしゃいましたが、単位を修得しています。もちろん練習は必要ですが、入学後からで大丈夫です。幼稚園の教育実習、保育所での保育実習や採用試験に支障のない程度の腕前を授業でつけてゆきます。
    なお、学内にはピアノ練習室(新泉山館)があり、児童学科の音楽実技履修者は所定の手続きにより利用することができます(有料)。日・祝日や夏季休暇など大学がお休みの日以外でしたら、ご自分の都合に合わせて練習室を利用できます。

  • フィールドワークの授業では具体的にどのようなことを行うのですか?

    A.
    フィールドワークの授業とは、2年次にフィールドワーク演習(創造・文化)(社会・臨床)、3年次にボランティア実習、文献研究および課題分析研究、そして4年次に卒業論文と展開されていく児童学科が重視している科目です。
    フィールドワーク演習では、保育園・幼稚園・児童館・図書館などのフィールドに出かけ、体験したことをまとめディスカッションする中で子どもたちを見る目を養います。
    ボランティア実習では、2年生までに身に付けた知識や経験を生かし、幼稚園・保育所・その他の実習先において、実際に子どもたちと関わりながら学んでいきます。

  • 児童心理学、発達心理学に興味があります。児童学科では、この分野についてどのような勉強ができますか?

    A.
    児童学科では、子ども、人間に関してより深く広い視点から学んでいきます。授業科目には、「発達領域」「創造・文化領域」「社会・臨床領域」の3本柱を中心に多くの科目があり、子どもと子どもたちをとりまく環境を多方面にとらえることができるでしょう。
    心理学関係の授業科目としては、1年次の「発達心理学1」、2年次の「心理アセスメント」「家族心理学」、3年次の「子どもの問題行動」「児童精神医学」などがあります。

  • 児童文学や絵本に興味があります。将来は児童図書関係への就職や、可能であれば絵本作家になりたいと思っています。絵本についての専門的な授業や、実際に絵本を作ったりするような楽しい授業はありますか?

    A.
    児童学科の、「子どもと造形1,2」「児童文化」「児童文学」「保育文化論」に加えて、司書/司書教諭の免許を取得するための授業科目があり、絵本やパネルシアターなどの児童文化財の制作方法と演じ方を学ぶことができます。また、児童学科では2020年度入学者より、「認定絵本士」の資格を取得することが可能になりました。「認定絵本士」の資格は、児童学科で指定された科目の、決められた内容の回を受講することで在学中に取得できます。絵本について専門的に学びを深めたという証明になる資格であり、「認定絵本士」の資格を取得し、卒業後幼稚園教諭や、保育士として子どもたちのいる現場や地域の読書活動などでの一定の実務や実践を積むことで、将来、「絵本専門士」を目指すことも可能です。
    進路としては図書館児童室や児童図書の出版社に就職している卒業生もいます。絵本作家への道が開けるかはご本人の努力と才能、そして運にかかっていますが、上記の授業で造形の基礎を学び、子どもの文化や文学に親しむことは可能です。
    本学出身の児童文学者には石井桃子氏、安房直子氏、あまんきみこ氏などがいらっしゃいます。

  • 昨今は児童虐待が社会問題になっていますが、それについて学ぶ授業はありますか?

    A.
    児童学科では、「児童家庭福祉」「社会福祉」「児童相談事例研究」の授業で、児童虐待の問題を取り上げています。

  • 卒業論文のテーマにはどのようなものがありますか?

    A.
    過去の児童学科卒業論文の主な題目

    心理
    ・2年保育4歳児の幼稚園における食事中の会話
    ・幼児期の対象関係が後の友人・異性関係に及ぼす影響—質的研究により適応的な親子関係への可能性を探る—
    ・現代家族の食意識と食卓における家族関係性のあらわれ
    ・タイプ別に見るカップルの関係性
    ・夫婦は問題葛藤にどう向き合うのか ~よりよい夫婦関係のために~
    ・通常学級における特別支援教育 —現場の小学校教諭の声から—
    ・「かわいい」という感情についての研究
    ・女子大生のライフコース選択を形成する要因の検討 ~私立女子大学附属校出身在学生への質的研究を通して~
    ・子どものこだわりの裏側 —ウィリアムズ症候群A児の参与観察—
    ・教師を親にもつ子どもが青年期に抱える葛藤 —畏怖心や罪悪感という拘束からの解放—
    ・自閉症児の回避的反応と拒否的行動の意味 —保育者による信頼関係の構築とかかわりの工夫—
    教育
    ・きょうだい児(障がいのあるきょうだいがいる児)のもつ小学校期の特性と提案
    —成人きょうだい児へのインタビューから—
    ・幼稚園における特別支援教育の在り方 —制度と観察から—
    ・食育実践の現状と課題 —神奈川県山北町の保育者・保護者への調査を通して—
    ・幼児の思いやり行動が芽生える保育環境 —幼稚園生活における年長児・年少児の観察を通して—
    ・小学校における当番活動の運営と指導 —児童の自主性を促す特別活動—
    ・入院児の遊びを豊かにするボランティアの工夫
    ・日本とフィンランドの国語教科書の比較研究 小学校外国語教育の現状と未来
    ・—「外国語活動」必修化1年目の授業観察を通して—
    ・「音楽づくり」の原点と戦後音楽教育における創造性の意味
    —第一次学習指導要領音楽編(試案)と諸井三郎の音楽教育思想—
    ・日本の児童合唱の歩み ~杉並児童合唱団に着目して~
    健康
    ・情報の違いが食行動に及ぼす影響 及び食意識との関連
    ・スポーツ活動におけるコーチング・目標設定がライフスキルにおよぼす影響
    ・若年女性の靴底の摩耗と立位・屈位姿勢、歩行姿勢の関連について
    文化・文学
    ・石井桃子論 ~子どもと本をつなぐ~
    ・なぜ女児玩具市場は小さいのか?! —おもちゃで遊ばなくなる女の子—
    ・「赤毛のアン」におけるアンの容姿の変化について
    ・ティンカー・ベルのヒロイン性
    ・絵本の視覚芸術性とブック・アートの概念 —アートの視点から見た絵本—
    社会
    ・東日本大震災3・11 —YMCAの活動を通してこの目で見てきたこと—
    ・「神さま、そこにいますか」 —子どもと神との民俗学的関わりをめぐって—
    ・女子校での学びが育むもの ~高校段階における男女別学と共学の比較から~
    ・海外生活が帰国子女に及ぼす影響 —帰国子女へのアンケート調査より—
    ・男性育児雑誌に見る父親像及び育児 —「FQ JAPAN」を事例に— 
    ・日本のLGBTのおかれている現状と企業の対応について 
       ~企業の取り組みと当事者の思いに関するインタビューを通して~

食物学科

両専攻共通

  • 学科の特色・ポイントはなんですか?

    A.
    1.食と健康に関する基礎知識を学ぶ
    2.食品・栄養・調理の3分野を総合的に学ぶ
    3.食物に関連した問題を科学的に解明し、食品開発能力を養う(食物学専攻)
    4.食生活改善に関わる教育や、疾病時の栄養管理を行える力を養う(管理栄養士専攻)
    5.各分野で自分の知識と能力を十分に活用できる応用力を身につける
    6.食物学、栄養学の専門家を養成する

  • 将来は研究職を希望しています。どちらの専攻が有利ですか?

    A.
    研究職につくことはどちらの専攻でも可能です。本学科はハイレベルな教育を丁寧な教授方法で行い、社会から高い評価を受けています。実際、両専攻出身からの研究所の研究員や大学の教員が活躍していますので、学びたい方の専攻を選んでください。
    食物学専攻では、主として食品会社の開発職および研究所などの研究員を養成しています。
    管理栄養士専攻では、栄養、医療、福祉分野の大学や大学院・研究機関で研究する道もあります。

  • 食物学専攻と管理栄養士専攻の違いを説明してください。

    A.
    食物学専攻は、食品学系・栄養学系・調理学系科目をバランスよく履修できるうえ、多くの選択科目が設けられているので好きな分野を自由に学ぶことができます。また、創立以来の伝統ある調理学実習があります。また、中学校・高等学校(家庭)の一種免許状を希望する場合は、食物学専攻を選んでください。
    管理栄養士専攻は医学、栄養学、食品学、調理学分野の基礎を十分に学ぶため、将来どの分野へも進むことができます。医学が学びの柱に含まれることが食物学専攻とは異なります。管理栄養士を目指すため、健康や疾病に関する知識や技術が養われます。教職については、栄養教諭一種免許状を取得できます。

  • スポーツ栄養学の分野に進めますか? また、将来スポーツ選手の食事を管理するような職業に就くことができますか?

    A.
    スポーツ栄養学の分野に進むことは可能です。卒業生の中には食品会社の研究部門に就職し、スポーツ選手の食事指導とそのスポーツ競技力との研究に取り組んでいる方や、スポーツドリンクの開発チームに加わっている方がいます。また、公認スポーツ栄養士の資格を取得し、スポーツ選手の栄養サポートをしている方や、日本女子大学、筑波大学、東京大学、早稲田大学などの大学院に進学して、スポーツ栄養学を研究している方もいます。

  • 公衆衛生学や臨床栄養学などは今後ますます医学的分野との関連が深まり、連携が強化されると思われます。それに対応できる教授陣、カリキュラムは整っていますか?

    A.
    整っています。医師資格を有する常勤教員が1名、歯科医師資格を有する常勤教員が1名、歯学博士号を有する常勤教員が1名、医学博士号を有する常勤教員が5名、教育にあたっています。2000(平成12)年4月の栄養士法の一部改正、2002(平成14)年4月の管理栄養士養成制度の変更に伴い管理栄養士の業務も明確にされ、本学では社会が求める管理栄養士の育成を目指すカリキュラムを作成しています。
    基礎的学力をつけるための基礎化学、基礎分析学、基礎医学、基礎栄養生理学など本学独自の基礎科目教育に重点を置きつつ、管理栄養士として必要な専門科目(基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学、公衆栄養学、栄養教育論、給食経営管理論など)が開講されています。

  • フードコーディネーターになるためのカリキュラムは整っていますか?

    A.
    本学科の食物学専攻では、授業科目には「フードコーディネート論」(3年次)の他、いくつかの科目があり、講義・実技を交えながら実践的な教育を行っています。フードコーディネーターの資格は、試験を受けて合格すれば取得できます(詳細は日本フードコーディネーター協会 https://www.fcaj.or.jp/を参照)。

    日本フードコーディネーター協会

  • バイオサイエンス、バイオテクノロジーなどの研究に興味があります。食物学科ではどのような研究を行っていますか?また、どのような授業科目がありますか?

    A.
    農学系の教員も3名おり、バイオサイエンス、バイオテクノロジーを積極的に研究しています。それらに関する授業科目には、「生化学」「微生物学」「基礎分析学Ⅱ」「バイオインフォマティクス特論」などがあります。

  • 在学中から、管理栄養士専攻でも食物学専攻と同じようにフードスペシャリストの受験資格が得られると聞きましたが、本当に受験できますか?

    A.
    2019年度入学者より、管理栄養士専攻では受験資格を得るために必要な科目の履修ができなくなるため、受験が出来なくなりました。

  • 専門職に就くための対策は行われていますか?

    A.
    本学は就職活動時のみならず、常に社会で活躍できる人材の育成を念頭に教育・研究が行われております。さらにキャリア支援として食物学科の学生に対しては、管理栄養士として病院、保健所に勤務している卒業生、高等学校・中学校で家庭科教員となっている卒業生、食品会社で食品の研究・開発に携わっている卒業生などによるガイダンスが実施されます。ガイダンスでは実際の経験談を話してもらい、質疑応答もしていただくことによって様々な方向性が検討できます。地方公務員対策も上記のガイダンスに含まれます。また、2年次から開講されているキャリア形成科目の「インターンシップ」では、夏季休暇中に地方公務員などの業務を体験することができます。

  • 臨床栄養師という資格があるのですか?

    A.
    現在のところ、日本の臨床栄養師という資格は、日本健康・栄養システム学会の認定資格であり、国家資格ではありません。最近は各医学分野において専門家としての栄養士を認定する制度ができはじめています。これらの資格を取得するには臨床経験(研修)が必要ですが、その前提として管理栄養士資格を有することが求められます。
    学会認定による資格としては、他に
      病態栄養認定管理栄養士 (日本病態栄養学会認定)
      栄養サポートチーム専門療法士 (日本静脈経腸栄養学会認定)
      糖尿病療養指導士(日本糖尿病療養指導士認定機構)
      がん病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会と日本栄養士会共同認定)
      腎臓病病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会と日本栄養士会共同認定)
      糖尿病病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会と日本栄養士会共同認定)
    などがあります。

食物学専攻

  • 食物学専攻でも必要な科目を履修すれば栄養士の資格が取得できますか?

    A.
    本学の食物学専攻で必要な科目を履修しても、栄養士の資格は取得することはできません。栄養士の資格を取得するには、厚生労働省の規則で管理栄養士専攻に在学し、必要単位を修得しなければならないからです。栄養士の資格取得を希望する方は、必ず管理栄養士専攻を選んでください。

  • 食物学専攻から管理栄養士専攻へ移ることはできますか?

    A.
    管理栄養士専攻に欠員があれば、1年次から2年次に進級する頃に転学科(専攻) 試験が行われます。試験に合格すれば、食物学専攻から管理栄養士専攻に移ることもできます。しかし、管理栄養士専攻に欠員が生じる可能性は非常に低いので、過去10年以上行われたことはありません。

  • フードスペシャリストの資格を取得すると、どういう方面で活躍できるのですか?
    また、専門フードスペシャリストの資格との違いをおしえてください。

    A.
    フードスペシャリストの資格は、必要科目を履修し試験に合格した人に与えられます。
    消費者の立場に立った品質判定・食教育・食のコーディネート・メーカーへの提言などを行います。ご本人の努力次第で活躍の場は広がります。
    専門フードスペシャリストは、フードスペシャリストの上級資格であり、「食品開発」コースまたは「食品流通・サービス」コースのいずれかを選択して受験することになります。3年次から受験すれば在学中に両方取得することも可能です。

  • 食品衛生管理者、食品衛生監視員の資格について教えてください。

    A.
    食物学、管理栄養士専攻ともに、所定の課程を修了し、その業務に携わると資格が得られます。
    食品衛生管理者とは、食品衛生法に基づき乳製品や化学的に合成する食品添加物の製造など特に衛生的な配慮を必要とする食品について、製造施設ごとに製造や加工を衛生的に管理する専門職です。
    食品衛生監視員とは、食品衛生行政を直接担当する専門職の公務員です。専門的な知識や経験を要する科学行政を担当し、食品営業施設の臨時検査、食品、添加物の検査、食品衛生に関する指導、輸入食品の監視等を行います。

  • 調理学に興味があります。調理学実習や調理科学実験について具体的に教えてください。

    A.
    調理に関する科目は、調理学・調理学実習・調理科学・調理科学実験です。調理学実習では和・洋・中の日常食・供応食から、選択では食文化を背景とした各国料理の調理に至るまで幅広く学びます。必修として1年半、選択として1年間と充実した内容になっています。調理科学実験では、調理の基礎にある科学的理論をもとに、食品の特性を物理・化学実験や官能評価法によって解明することを実験を通して学びます。

管理栄養士専攻

  • 管理栄養士の試験について教えてください。

    A.
    管理栄養士試験は国家試験で、現在は年1回3月に実施されます。管理栄養士資格に必要と定められた科目を履修し全ての単位を取得すると、国家試験受験資格が得られます。

  • 栄養教諭の教員免許が取得できるそうですが、栄養教諭とはどんなものですか?また、取得するにはどのような科目を履修する必要があるのでしょうか?

    A.
    本学では栄養教諭一種免許状が取得可能です。栄養教諭とは、給食のある小・中学校で「学校給食の管理」および「食に関する指導」を行い、学校内外を通じて児童・生徒の心身の成長を育む役割を担います。教員免許取得のためには、管理栄養士の必修科目の他に、教職に関する科目と栄養に係る教育に関する科目・栄養教育実習を含めて合計24単位の取得が必要になります。管理栄養士専攻は必修科目や実験・実習が多いため、教員免許の取得には時間的にかなり拘束されることになるでしょう。

  • 食品衛生管理者、食品衛生監視員の資格について教えてください。

    A.
    食品衛生管理者とは、食品衛生法に基づき乳製品や化学的に合成する食品添加物の製造など、特に衛生的な配慮を必要とする食品について製造施設ごとに製造や加工を衛生的に管理する専門職です。本学管理栄養士専攻の学生は、所定の課程を修了しその業務に携わると本資格が得られます。食品衛生監視員とは、食品衛生行政を直接担当する専門職の公務員です。専門的な知識や経験を要する科学行政を担当するもので、食品営業施設の臨時検査、食品、添加物の検査、食品衛生に関する指導、輸入食品の監視等を行います。

  • 臨地実習(校外実習)ではいつ頃どのようなところに、どれくらいの期間で実習に行くのですか?

    A.
    3年次から4年次にかけて夏季休暇、春季休暇期間中などに、臨地実習Ⅰ~Ⅳで合計4~5週間の実習を行います。実習先は事業所、病院や保健所等です。

住居学科

  • 学科の特色・ポイントはなんですか?

    A.
    1.人間中心の住環境を考え創造する
    2.住居や建築を具体的に創造するための計画・設計を実践的に学ぶ
    3.生活者の視点で住居を考えることを重視する
    4.学生の関心や将来の目的に沿った2専攻を設置
    5.建築士(一級、二級)の受験資格が得られる高い水準の建築教育が実践されている

  • 居住環境デザイン専攻と建築デザイン専攻の違いは何ですか?

    A.
    両専攻とも住宅や建築を計画し設計するために必要な基礎的な学習(例えば、設計製図の基本技術の習得、住生活、住居の計画、構造、材料、環境設備などに関する基礎的知識の習得)は不可欠ですので、その部分に違いはありません。よって、両専攻の違いは基礎的な学習の上に積み上げる専門領域(専門科目)の違いであり、その選択自由度の違いであると言えます。
    例えば、居住環境デザイン専攻は、住環境を様々な視点から総合的に分析、理解、創造する能力の修得を目指し、子ども環境、福祉環境、まちづくり、防災・安全、環境共生など幅広い分野の科目を選択しながら学習を進めることができます。
    一方、建築デザイン専攻では、居住環境の向上に役立つ建築設計・建築計画、また建築構造・設備の分野で活躍できる人材の育成を目指しています。そのため、住居から都市までの生活空間について工学・技術および芸術的視点からより専門的に学び、それを設計作品、計画提案として表現するトレーニングを重視したカリキュラム構成としています。

    なお、両専攻とも一級建築士の受験資格は、工学部建築学科と同様に卒業と同時に取得できます。

  • 工学部系の建築学科との違いはありますか?あるとするとその特徴は何ですか?また、卒業後の活躍の場に違いはあるのですか?

    A.
     建物・住空間をつくるための学びとしての基本は建築学科と同じです。本学住居学科の両専攻が建築学科と異なる点は、生活および生活者の視点を重視して建築・都市・住環境などを捉えようとしているところです。そのため、住生活に関する科目が充実しています。工学部がハードな側面からアプローチするのに対し、本学科は暮らしの営みと環境や社会との関係など、ソフトな側面からの独自のアプローチを重視しているところです。
     一方、ハードな側面からアプローチすると見られている工学部建築学科でも、専門学問分野/領域は計画・設計分野、構造分野、環境設備分野、歴史意匠分野などいくつかに分かれています。上述のとおり、建築デザイン専攻では、建築設計・建築計画の分野で活躍できる人材の育成を目指したカリキュラム構成となっていますので、建築学科の計画・設計分野と同等の専門的知識、能力を養うことができます。
     卒業後の活躍の場については、学生個人の選択と努力により異なりますので建築学科との違いは一概には言えませんが、卒業生の多くが住宅建築設計および関連分野のほか、教育、行政、一般企業など広い分野で活躍し、住居学科で学んだことを活かしています。さらに独立して、国内ではもちろん、国際的に活躍する設計事務所を主催している卒業生が多いのも本学科の特徴です。

  • 居住環境デザイン専攻と建築デザイン専攻とでは就職先に違いがでるのですか?

    A.
    企業は専攻による差をほとんど意識せずに採用しているようですが、上記のような専攻の特長から学生の意識の差は多少見られ、専攻ごとに希望する企業や職種が異なります。

  • デッサンの授業は、絵の心得がないと難しいですか?

    A.
     特に心得がなくても難しくはありませんが、関心を持って楽しむ姿勢があるとよいでしょう。

  • コンピュータデザイン、CADシステムに興味があります。CGやCADを使う授業にはどのようなものがありますか?

    A.
    2年次及び3年次に「コンピュータデザイン」の授業があります。コンピュータの基礎知識を身につけたうえで、建築におけるCG利用法や図形処理など、CADの基礎全般を学びます。
    設計演習系授業では2年次の後半からCADを使った作品が多く見られるようになります。

  • 建築士の受験資格は得られますか? また、合格率はどの位でしょうか?

    A.
    両専攻とも建築士(一級*・二級・木造)の受験資格は、工学部建築学科と同様に、卒業と同時に取得できます。
     合格率については、卒業後の受験となるために正確な数字は把握していませんが、
     二級建築士については、本学の学生向けに開講されている生涯学習センターの二級建築士受験対 策講座受講者の合格率は毎年40~60%程度と高い水準です(一般の合格率は25%程度)。
     一級建築士の合格率は全国平均で10~12%程度ですが、令和元年の本学科卒業生の合格者は20名となっています。
     卒業生には一級建築士資格を取得したのちに建築家として活躍する方も多く、各都道府県にある建築士では木造・二級・一級建築士資格を持つ本学科卒業生が活発に活動しています。

    *: 建築士法の改正により、これまで一級建築士試験の「受験資格要件」となっていた実務経験が、建築士免許の「登録要件」に改められました。この改正により、本学科を卒業した人は、二級・木造建築士試験に加えて、卒業後すぐに一級建築士試験も受験可能となりました。

  • インテリアのデザインに関する勉強はできますか?

    A.
    「インテリアデザイン」という授業が3年次にあります。その他にも関連する科目として、「バリアフリーデザイン論」(2年次)や「インテリアデザイン演習」(3年次)などの授業があります。また、「基礎製図」や「図学」、「設計製図」はインテリアデザインの基礎にもなっています。
    インテリアを本格的に仕事とするには、建物のつくりを理解する必要があります。「インテリア」と名のつく科目は多くありませんが、建物の基礎を学ぶための科目の中にインテリアデザインの基礎に関わるものが多く含まれています。

  • インテリアプランナーの資格は取れるのでしょうか?

    A.
    インテリアプランナーの学科試験は誰でも受験可能で、合格者は「アソシエイト・インテリアプランナー(准インテリアプランナー)」として登録することができます。設計製図試験は、学科試験合格者が受験することができます。尚、アソシエイト・インテリアプランナー及び建築士(一級・二級・木造)資格保有者は学科試験が免除されます。インテリアプランナーと称するためには試験合格後にインテリアプランナー登録をしなければなりません。その登録のためにはインテリアに関する実務経験が必要になりますが、住居学科卒業生(両専攻とも)であれば「実務経験なし」で登録することができます。

  • インテリアプランナーやキッチンスペシャリストの仕事に興味があるのですが、どのような就職先がありますか?

    A.
    インテリアプランナーやキッチンスペシャリストなどに関連した就職先として、住宅メーカーや関連リフォーム会社、住宅・建築設備関連の業態があげられます。それら業態の主な就職先は以下の通りです。
     <住宅メーカー> 積水ハウス、ミサワホーム、大和ハウス、住友林業、三井ホーム、旭化成ホームズなど
     <リフォーム・リノベーション> 積水ハウスリフォーム、住友林業ホームテック、東京ガスリモデリング、三井不動産リフォームなど
     <住宅・建築設備> TOTO、LIXIL、クリナップ、タカラスタンダード、YKKAPなど

  • インテリアプランナーの資格とインテリアコーディネーターの資格はどう違うのですか?

    A.
    インテリアプランナーとは、国土交通省所管の(公財)建築技術教育普及センターが行う試験に合格し登録を受けた者のことです。インテリアプランニングにおける企画・設計・工事監理を行い、インテリアに関する知識と技術に習熟した専門家として住宅に限らずオフィス、店舗、ホテル、病院、学校など、建築の「インテリア空間」の設計に携わります。
    インテリアコーディネーターとは、(公社)インテリア産業協会の資格制度で、主に住宅の室内で使う家具やカーペット、床壁天井の仕上げなどをトータルに提案、アドバイスする専門家の資格です。

  • インテリアプランナーやインテリアコーディネーターになるためには、どちらの専攻に進んだほうが良いでしょうか?

    A.
    インテリアコーディネーターの試験を含め、これらの資格試験に対してはどちらの専攻に進んでもほとんど差はありません。因みに、インテリアプランナーの資格は‘二級建築士より少し難しいレベル’と言われています。

  • 大学院への進学状況について教えてください。

    A.
    毎年、大学院には本学をはじめ、他大学の大学院などに10名~20名が進学しています。
    2019年度は、本学大学院9名、東京工業大学大学院2名、横浜国立大学大学院1名、東京藝術大学大学院1名の計13名
    2018年度は、本学大学院11名、東京工業大学大学院4名、首都大学東京大学院2名、横浜国立大学大学院1名の計18名
    2017年度は、本学大学院10名、東京藝術大学大学院4名、首都大学東京2名、東京大学大学院、横浜国立大学大学院、兵庫県立大学大学院、静岡大学大学院、各1名の計20名
    2016年度は、本学大学院9名、東京大学大学院3名、横浜国立大学大学院1名の計13名
    2015年度は、本学大学院9名、東京工業大学、東京芸術大学各2名、首都大学東京大学院、千葉大学大学院、武蔵野美術大学大学院、University College London 各1名の計17名

  • 高校で物理を履修していないのですが、入学後授業についていけるでしょうか?

    A.
    本学科で必要とする知識は、学科科目として開講している「基礎物理」や大学の教養科目で補えますし、学科科目の必要な箇所でも解説しています。大学に入学してからの意欲的な取り組みで問題はありません。

被服学科

  • 学科の特色・ポイントはなんですか?

    A.
    1.自然・人文・社会学的な視野から「被服」を学ぶ
    2.上記の3分野を幅広くカバーできる被服学教授陣
    3.柔軟な履修コース編成ときめ細かいアドバイス
    4.充実した設備と学修・研究環境
    5.長年の伝統と卒業生の絆 …『衣(キヌ)の会』など

  • 衣料管理士(テキスタイルアドバイザー:TA)1級とは、どのような資格ですか?

    A.
    4年制大学の認定校で所定の単位を取得することにより得られる資格です(『履修の手引き』P.146~148、指定の科目一覧■□印参照)。繊維、染色、化成品、色彩関係の会社または研究所、アパレルメーカーやデパートの商品企画、商品試験・管理、販売や繊維関係の検査団体、消費者センターなどに就職できます。
    主な就職先・・・高島屋、三越伊勢丹ホールディングス、オンワード樫山、レナウンアパレル研究所、クラシエファッション研究所、JUKI、和光、宝塚舞台、サンエー・インターナショナル、紡績検査協会、ニッセンケン品質評価センター等
    ※ 衣料管理士とは(社)日本衣料管理協会が認定する資格で、アパレルからインテリア、雑貨まで繊維製品の企画・設計/販売/品質管理・保証/消費者対応などについて、豊富な知識と技術、知恵と工夫を活かして人々の生活や暮らしに貢献する専門家です。

  • 服飾美術に興味を持っています。デッサン、デザイン、グラフィックなどを学ぶことができますか?またCADを学ぶ授業はありますか?

    A.
    デザインの授業は『学科科目』(「基礎デザイン」「基礎デザイン演習」「服飾デザイン」「服飾デザイン演習」など)で選択履修できます。また、テーマにもよりますが、デザインについては卒業論文で扱うこともできます。CADを学ぶ授業としては、学科科目の中に「アパレルCAD演習」(3年次)があります。この演習では、CADソフトウェアを実際に使い、衣服パターンの作成やグレーディングの方法を学ぶことができます。

  • 実験・実習系の科目が充実し、「洋服を作る被服学科」のイメージとは異なると聞きました。特色ある実験・実習などを教えてください。

    A.
    実験の授業では、繊維材料・人体と被服との関係を調べる実験、洗浄、漂白、染色に関する実験などを行います。また、アパレルメーカーや百貨店での「衣料管理実習」もあります。実習はアパレル生産を念頭において行われ、その技術の基礎となる一通りの製作(スカート・ジャケット)を行います。その他、デザイン、パターンメーキングから浴衣、ドレスの製作まで、選択希望すれば学習できます。また、コンピュータによるデザインシステムを用いた「アパレルCAD演習」もあります。

  • 在学中に「色彩検定」を受験する方はいますか? また試験対策講座などはありますか?

    A.
    毎年受験者は多く、高い合格率を維持しています。試験対策講座は開講していませんが、被服学科の「色彩環境学」「色彩学」「色彩学演習」では「色彩検定」試験に役立つ内容も学ぶことができます。

  • カラーコーディネーターになりたいのですが、色彩を勉強できますか?

    A.
    色彩について勉強できます。被服学科には「色彩環境学」「色彩学」「色彩学演習」の授業があります。これらの講義では、カラーコーディネーター等の資格取得に役立つ内容も学ぶことができます。

  • 「衣料管理実習」では、いつ頃どれくらいの期間でどこへ実習にいくのですか?また、希望した実習先を選ぶことはできるのですか?

    A.
    衣料管理実習は、3年次の8月末から9月初旬と2月初旬から3月初旬、または4年次の8月末から9月初旬の約1週間(5日)に実施しています。実習先は希望を取って決めていますが、各実習先での受け入れは2名程度のところが多いので、希望者が多い場合は調整します。実習先は、カケンテストセンター、ニッセンケン品質評価センター、日本アパレルクオリティーセンター、レナウンアパレル科学研究所、クラシエファッション研究所などです。

  • 専門を活かせる就職先、職種にはどのようなものがありますか?

    A.
    幅広い分野に就職できます。
     ・総合商社、繊維・輸入関係の専門商社    … 総合職、一般事務
     ・染色、化成品、色彩関係の会社または研究所 … 研究補助、デザイナー、SE
     ・アパレルメーカーやデパート        … 販売、商品企画・営業、商品試験・管理
     ・繊維関係の検査団体、消費者センター    … 衣料管理士、研究補助
     ・教育関係                 … 高等学校・中学校・専門学校の教員

  • 中学か高等学校の家庭科の先生になりたいと思っています。教諭一種免許を取得する方は毎年何名くらいいるのですか?ここ数年の教員としての採用状況を教えてください。また、教員採用試験の対策や指導は学科でどのように行われているのでしょうか?

    A.
    中学・高等学校の教諭一種免許「家庭」の取得を希望する者は、年度により異なりますが10名程度です(2019年度取得実績は10名)。教諭免許取得者全員が教員志望というわけではありません。少子化に伴い、教員の採用状況は一般的に見て厳しい状況です。しかし、毎年、必ず数名は、国公立、私立の専任教員として採用されています。さらに、講師の募集や既卒者対象の求人は年々増加しています。
    教員採用試験のために、学科では教職に対応する実習内容のカリキュラムが組まれています。

  • 卒業論文のテーマにはどのようなものがありますか?

    A.
    2019年度卒業論文のテーマは下記の通りです(一部)。
    自然科学系:「ダンス衣装におけるスカートの快適性と審美性の関係」、「色弱者における衣服の色と柄の印象特性」、「クロマトグラフィーによる植物抽出色素の解析」、「各種清拭用素材による肌への刺激評価」、「衣服やシューズの着用がヒトの身体動作に与える影響の検討」、「衣服の着心地評価に関する研究」
    社会科学系:「インバウンド消費と百貨店~日本の百貨店は外国人顧客ニーズに応えうるのか~」
    人文科学系:「小袖模様雛形本にみる伊達紋の意匠」、「ポール・ポワレが切り拓いた20世紀初頭のファッション・プレート—モード写真との比較から—」

家政経済学科

  • 学科の特色・ポイントはなんですか?

    A.
    1.「生活」の視点から、持続可能な経済・社会の在り方を探ります。
    2.経済学を中心に、複数の社会科学の方法をしっかり学び、多面的に課題を探求する力を身につけます。
    3.2年次から2つのコース(経済・経営コースと公共・生活コース)に分かれ、興味・関心に合わせて専門性を磨きます。
    4.全員がゼミに参加し、少人数の議論の中で学びと友情を深めます。
    5.「生活」の視点を生かして、幅広い職種で卒業生が活躍しています。

  • 他大学の経済学部・学科と本学家政経済学科の違いや特徴を教えてください。

    A.
    他大学と同様に、経済学の方法論を本格的に学びますが、重要な違いは全教員が「生活」の視点をとても大事にしている点です。
    特徴①:消費者問題、環境問題、まちづくりなどの領域に強みを持ち、持続可能な経済・社会づくりを真剣に考えています。
    特徴②:女性の生き方・働き方を深く考える女子大ならではの授業科目や演習が充実しています。
    特徴③:「生活」の視点が生きる資格(消費生活アドバイザーや中高の家庭/社会・公民の教員免許など)の取得をしっかりサポートしています。

  • 本学科は家政学部に属していますが、経済学を深く学ぶことができるのですか? 家政学と両方学ぶことで中途半端にはなりませんか?

    A.
    経済学を本格的に学ぶ科目は充実しています。「生活」の視点を大事にしているという違いはありますが、方法論と知識を少人数の教員や仲間との近い距離でしっかり学ぶ教育環境が整っており、経済学の学びが浅くなることを心配する必要はありません。
    むしろ、家政学や政治学、経営学などの他領域の専門知識も併せて「生活」の視点から複合させることで、あなたらしい独自の強みを磨くことが可能です。

  • 家政経済学科の中で学ぶ経営学は、経営学部や商学部で学ぶ経営学と比べてどのような特色がありますか。

    A.
    経営学の専門科目としては「マーケティング論」「経営戦略論」「経営組織論」「会計学」が提供されています。経営学を学ぶにあたって、「生活」の視点に立ちながら、持続可能な経済・社会のあり方を考えることを重視としていることが特徴です。ジェンダーや国籍などの多様性を活かす経営の在り方や、地域活性化・まちづくりの問題を、経済学や家政学の専門知識と複合させながら実践的に考える「生活と経営学」という応用科目も準備されています。

  • 1年次の専門科目では、具体的にどのようなことを学びますか?

    A.
    1年次の専門科目では、本学科の学生が基礎科目として習得することが望ましい必修科目(経済学入門Ⅰ・Ⅱ、生活経済入門、生活・家庭管理論Ⅰ、女性労働論Ⅰ、経営学入門など)を学びます。                
    2年次からは経済・経営コースと公共・生活コースとに分かれます。コースによって必修科目に違いがありますが、別コースの科目を選択することはもちろん可能です。
     

  • 2年次からの「経済・経営コース」「公共・生活コース」の特色を教えてください。また、希望したコースに必ず進むことができますか?

    A.
    全員が、希望したコースに進むことができます。
    「経済・経営コース」では、他大学の経済学部にあるコア科目が修得できます。もちろん、本学科の特色である「生活を軸に経済学を勉強する」という方針はここでも生かされていますし、専門的な経済学を勉強したい人にも、少なくとも基礎となる部分ではそうした勉強法が可能なように構成されています。経営学の基礎科目も修得できます。応用領域をさらに本格的に学びたい方には、ゼミナールの指導の中で個別に対応していきます。
    「公共・生活コース」は「地域・家庭・職場における生活」をキーワードとして、経済学をベースとしつつ、家政学、政治学、法学、社会学など、広い総合的な視点から生活問題を考察しようとするコースです。生活問題は、家庭や家族の生活資源を中心に分析する家政学的なアプローチだけではなく、自治体行政や公共サービス、NPOなどの市民組織なども含めて考えなければなりません。そのために法学的なアプローチや公共政策論的なアプローチも必要になります。

  • 英語や海外の経済や社会の状況に関心があります。関連する授業科目や留学制度について教えてください。

    A.
    1年次の基礎科目「プレゼンテーション・イングリッシュ」「アクティヴ・イングリッシュ」では、レベル別で語学力を高めることができます。
    2年次の専門科目「外国書講読」では、経済や生活をテーマとした英文の基礎的テキストをじっくり読んでいきます。3年生からは、さらに学習を進めたい人用に「外国書講読ハイレベル」も準備されています。そこではよりハイレベルな専門的な外国書を読み進めています。大学院への進学を考えている学生にとっても役立つ科目です。
    また、英語を読むだけではなく、経済や生活問題について英語で話すスキルを身につけるための専門科目「英語で学ぶグローバル経済と生活」もあります。ネイティブ・スピーカーの先生が担当しており、実践的に学ぶことができます。

    留学については、在学中に1年間の留学ができる、協定大学留学制度と認定大学留学制度がありますし、夏季休暇や春季休暇に大学後任の海外短期研修も実施されています。関心のある方は、当サイト内、「学生生活Q&A(留学)」もご参照ください。
    学生生活Q&A(留学)

  • 将来、税理士か公認会計士を希望しています。家政経済学科の授業を履修して有利な点はありますか?

    A.
    税理士
    大学を卒業した者で、法律学または経済学に関する科目を1科目以上履修した者(成績証明書が必要)、または、大学3年次以上の学生で、法律学または経済学に関する科目を含め36単位(うち、最低24単位の一般教育科目に相当する科目が必要)以上を修得した者は、受験資格が得られます。

    公認会計士
    試験免除はありませんが、会計学、経営学、経済学、統計学など、家政経済学科で学ぶ科目の中には受験科目が多くあります。

    ※両方とも大学院修了で試験免除があります。

  • 消費生活アドバイザー・消費生活相談員とは、どのような資格ですか?

    A.
     消費生活アドバイザーは経済産業大臣及び内閣総理大臣の認定資格で、消費者へ企業のメッセージを伝え、また消費者の声を商品開発へフィードバックし、消費者と企業のより良い関係を築いてゆくという積極的な役割を果たします。消費生活相談員は、2016年度にできた新しい国家資格で、地方自治体(都道府県市区町村)の消費生活センター等で消費者相談などを行なうものです。2016年度から、消費生活アドバイザー試験に合格すると、同時に消費生活相談員資格を取得できることになりました。2009年に消費者庁も発足し、期待される資格です。就職先は、一般企業をはじめ公務員など多岐にわたり、卒業生の中にも、消費生活アドバイザーとして活躍されている方がたくさんいます。試験科目は幅広いですが、関連した科目が学科専門科目に多数あります。
     また、本学のLLC(生涯学習センター)と連携した受験講座を開講し、在学生が積極的に受講しています。学生または社会人スタートしてからの数年ではなかなか資格取得が難しい資格で、直近のデータ2019年度では、最終試験合格者528名の内25歳以下の合格者は全国で18名(全体の3.4%)に過ぎません。このような難関資格ですが、LLCとの連携講座を活用しながら、2017年度から2019年度の3年間で本学学生10名が在学中に最終試験へ合格しました。

  • 中学や高等学校の先生になりたいと思っています。教員一種免許の取得状況や採用状況を教えてください。また、教員採用試験の対策や指導は学科でどのように行われていますか。

    A.
     家政経済学科では、中学・高等学校「家庭」の教員一種免許と、中学「社会」・高等学校「公民」の教員一種免許を取得することが可能です。家庭科教員養成のトップ校の1校として、特に家庭科教育に強みがあります。教員一種免許取得者については、年によって変動はありますが、中学・高等学校「家庭」教員一種免許取得者は2017年度から2019年度までの3年間で12名、中学「社会」・高等学校「公民」の教員一種免許取得者は同期間の3年間で3名となっています。
     さらに大学院へ進学し、社会からのニーズがより大きい中学・高等学校「家庭」と中学「社会」・高等学校「公民」のダブルの専修免許状取得に挑戦し、より高度な専門性を身につけた教員として活躍している卒業生もいます。
    教員採用試験のために、大学が実施する「教員採用試験対策講座」等の他に、学科独自で学生への個別の試験対策相談や指導をおこなったり、OGの現職教員を招いたりなど手厚い支援を行っています。

  • 「経済・経営コース」と「公共・生活コース」とでは、将来の方向は異なりますか?

    A.
    卒業生の進路を見ても将来の方向性に大きな違いはありません。経済学・経営学系の海外の大学に留学したい場合や、学部卒業後、他大の経済学系の大学院への進学を検討している方は、「経済・経営コース」が向いていますし、家庭科教員を希望する方は「公共・生活コース」が向いていますが、どちらのコースに進んでも、「生活」の視点と経済学の知識を身につけ、卒業生たちは多様な業種の多様な職種で活躍しています。

  • 就職状況について教えてください。

    A.
    就職状況は大変良好で、金融(銀行、証券、生損保)、商業・サービス、製造業などに一般事務、総合職、企画・営業、SEとして就職していて、毎年ほぼ100%の高い就職率となっています。大手企業への就職に強みを持つこと、また総合職やエリア総合職で活躍する卒業生も多いこと、公務員や教員なども含み職種の幅が広いことが特徴です。本学の大学院や他大学の大学院へ進学し、勉強を続ける方もいます。 

  • 卒業論文のテーマにはどのようなものがありますか。

    A.
    3年次の終わりまでに自分の関心・問題を発見しながら卒業論文のテーマを設定し、ゼミの先生の支援・指導を受けながら論文全体をまとめていきます。近年多い論文のテーマは、ジェンダー・女性労働、企業経営・産業の分析、食品・フードシステム、子育て・高齢社会・環境問題、情報学などです。
    【テーマ例】
    ・管理職にも男女間格差はあるのか?—管理職の規定要因と男女間所得格差に関する分析—
    ・アパレルにおけるリアル店舗の必要性の検討 -古着市場を中心に-
    ・2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定が株価に与える影響
    ・国産の魚のある生活が続くためには -サーモン養殖の事例と消費者にできること-
    ・日本におけるプライベート・ブランド戦略 -食品に焦点を当てて-
    ・昆虫食が日本で普及するには、どんな対策がこれから必要か
    ・難病患者・家族の支援のために
    ・地域社会における公立病院の経営改善 -公立病院改革と再編等の観点から-
    ・日本企業のCSRと財務パフォーマンスに関する分析
    ・公立図書館の指定管理者制度に関する課題と提言 -民間企業に着目して-

2020年7月更新