被服学科

被服学科

科学的・文化的視点から被服の在り方をとらえ、
人間生活の向上に役立つ被服を創造できる人へ

生活環境が著しく変化する現代。そんな時代に即した被服の在り方とは何か?
それを科学・文化的視点で総合的に研究していくのが本学科です。
人間生活の向上に役立つ被服を創造する力を養うことで、繊維・ファッション業界などの多彩な分野で活躍し、社会に貢献できる人材を育成します。

学びの特色

被服を総合的に学ぶカリキュラムを提供

被服に関する専門知識だけでなく、社会や生活における諸問題を発見し解決する力を身につけるために、材料・造形などの基礎をはじめ、流通・消費、歴史・思想・文化まで幅広い科目を配置。講義科目と実験・実習・演習科目をバランス良く構成したカリキュラムを提供しています。

将来の目標実現のためのコースを導入

社会の第一線で活躍できる人材育成のために三つのコースを設けています。「①ファッションサイエンスコース」「②ファッションデザインコース」「③ファッションアートコース」から自由に選び、1年次から目標に合わせた履修計画を立て実行していきます。

多彩なカリキュラムで資格取得をサポート

本学科では「衣料管理士(TA)」や「繊維製品品質管理士(TES)」「パターンメーキング技術検定」などの資格取得を学内でサポートしています。アパレル、繊維、教育、研究、さまざまな分野で活躍できます。

被服学科の4年間

1年次

幅広く被服を学び基礎力を養う

専門科目への導入として、各種の概説や基礎実験などの科目を履修し、4年間のベースとなる基礎力を養います。

2年次

専門科目を選択履修し自らの方向性を探る

材料・造形・衣環境・整理染色・美学・消費などの被服に関わる各専門科目を選択履修し、学びの方向性を探ります。

3年次

所属ゼミを決定し、応用力を養う

2年次までの学びをふまえて、所属するゼミを決めます。蓄積した基礎知識と技術を発展させ、専門領域を深めます。

4年次

4年間の学びを卒業論文にまとめる

これまで学んできたことや研究内容を、4年間の集大成として、卒業論文を完成させます。

卒業論文のテーマ

授業紹介

【4年次】被服学総合演習 [西洋服飾文化史]内村 理奈 教授
自分が最も興味を持てるテーマを選定し、
調査研究を行い客観的な視点を養います。

 西洋服飾文化史の領域から卒業論文の作成に取り組みます。自分が最も興味を持てるテーマを選び、論文執筆の作法や研究方法、資料の検索の仕方、資料の検討の仕方を学び、論文作成の手法を身につけます。教員は、ゼミ生が自分なりの視点を持ち主体的に執筆に取り組むことができるようにサポートします。4年間の集大成となる卒業論文の執筆を通し、ゼミ生は研究テーマへの興味と関心をより深めていきます。また、積極的に調査研究を行うことの面白さと大変さを味わい、そして結論を導き出すための忍耐力と、ものごとを成す粘り強さが備わっていきます。この過程でデータに基づき客観的に考察する力も養ってほしいと思います。

卒業後の進路

学生一人ひとりに応じた支援できめ細やかなサポートを実現

日本女子大学が目指しているのは、社会に貢献できる自立した女性を育てることです。
卒業した学生が生涯にわたって個々の力を発揮するために、また、目指している職業に就き、自己実現を果たせるように、就職支援に力を入れています。