学生のみなさんへ-年末年始を迎えるにあたって-

【-年末年始を迎えるにあたって-(学長メッセージ)】(2020年12月23日掲載)

今年は1月の新型コロナウイルス感染への対応から、卒業式、入学式の中止、緊急事態宣言、遠隔授業の開始、遠隔授業・対面授業のハイブリッド型授業実施等、健康と安全を守りながら、皆さんの学びを止めないための対応を試行錯誤しながら進めてきた1年でした。
学生の皆さんには多くの負担を強いることとなりましたが、ご理解ご協力に改めてお礼申し上げます。
一方、年末に向かっても、日本だけでなく世界中で感染が急拡大しており、医療の逼迫も切実な問題になっています。医療従事者の他、社会生活を支えてくださる方々には心からの敬意と謝意を表します。

本学通学課程は、12月24日から冬季休暇に入ります。
年末年始は親族や友人などが集まる機会が増え、どうしても人との交流が増えることになります。
特に今年は、会食等を通じて、新型コロナウイルスの感染が多数確認されていることを踏まえ、さらに行動に留意していただきたいと思います。
この時期に思わぬ事故やトラブルに巻き込まれることなく、有意義に過ごしていただくためにも、いつも以上の節度ある行動、規則正しい生活を心がけてください。

1.会食、飲み会、旅行等について

新型コロナウイルスの感染拡大は全国で止まらず、医療現場が逼迫した状態が続いています。冬季休暇中は親しい人たちと旧交を深め、楽しく過ごしたいと思いますが、今はこれまでどおりの生活を送ることはできません。自分が罹患しないように十分注意するとともに、他者へうつさないよう、感染拡大防止に配慮した行動をとるようにしてください。
多人数での会食や飲み会、サークル旅行などの集団旅行や、課外活動におけるイベント・合宿においては、特に感染リスクが高いとされています。多人数での会食や飲み会は避け、大声を出す行動(カラオケやイベント、スポーツ観戦等で大声を出すなど)、初詣やカウントダウンイベントへの参加についても自粛してください。
「3つの密」(換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、近距離での会話や発話が生じる密集場面)を避けることを徹底し、感染拡大のリスクを高める行動により感染を拡大させることのないよう、特に注意を払ってください。
命と暮らしを守るため、静かな年末年始を過ごしましょう。

なお、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合、または新型コロナウイルス感染症と診断された場合は、以下をよく確認し、対応していただくようお願いいたします。

2.SNSの利用について

在宅時間が長くなると、SNSを利用する機会もさらに増えると思います。
SNSは有効なコミュニケーションツールではありますが、その特性をよく理解して利用することが大切です。一度発信した情報は、全世界に発信されます。投稿した発言や写真は、転送・コピーが拡散される可能性があります。さらに、投稿を削除した後でも、いったん拡散した情報は削除できません。例え匿名の投稿であったとしても、個人を特定することは可能です。TwitterやLINEなどを利用するときは、設定を確認するとともに個人情報に十分に注意してください。また安易な画像のアップや書き込みなどは決してしないようにしてください。

3. 不審な勧誘に注意

年末年始は、学生をターゲットとした、いわゆるカルト団体の勧誘が盛んになります。信教の自由とは別の問題として、中には、サークルと称して正体を隠し勧誘を行い、マインドコントロールをして、逃げにくい状況を作るような悪質な団体があります。他人ごとと思わずに、各自注意してください。学内では、チラシ配布、アンケート活動、営業を含むあらゆる勧誘活動を禁止しています。学外やSNSを通じて行われる自己啓発セミナーや宗教、サークルなどの勧誘には悪質なものもあるので、十分注意し、参加・購入などの意志がない場合ははっきり断りましょう。
・電話番号やメールアドレス等の個人情報を安易に教えないようにしましょう。
・相手が「先輩」や「卒業生」と名乗っても答える必要はありません。「学内勧誘は禁止されている」と伝えて断りましょう。

4. 飲酒、喫煙について

未成年(20歳未満)の飲酒・喫煙は法律で禁じられています。特に、未成年(20歳未満)とわかって飲ませることや飲めない人への飲酒の強要も重大な事故につながる危険な行為ですので、絶対にしてはいけません。周囲で止めに入らなかった人にも責任が生じます。

今年は、制約の多い、落ち着かない年末年始になるかもしれませんが、自分と他者の命、健康、生活を守るためには、一人一人が感染しないよう、また感染させないための行動をとるしかありません。
休暇期間中に、コロナ禍での心身の疲れを癒していただいて、新年には、オンライン授業または対面授業で、元気な皆さんとお会いできることを心から願っています。

2020年12月23日 
日本女子大学 学長 篠原 聡子