カンボジア海外短期研修

研修概要

カンボジアは、近年経済成長を続けているものの、国民の暮らしは貧しく、教育および児童福祉施策において課題が見られます。日本からもNGOなどにより小学校等の設立・支援が行われていますが、教員不足やカンボジア政府からの支援が不十分なために、継続が困難な状況にある小学校もあります。
この研修では、事前学習としてカンボジアの歴史と現状について学んだ上で、アンコールワット遺跡があるシェムリアップの小学校(幼児クラス含)、児童福祉施設を訪問します。子どもの支援施策について国際的な視点で学ぶ機会となります。さらに小学校および施設の子どもたちとの直接的な交流は、これまで児童学科で学んだ専門知識や技術を発揮する場として有効であるとともに、言葉や文化の違いを超えてコミュニケーションを取る体験となるでしょう。アンコールワット遺跡観光も行います。

研修地
カンボジア シェムリアップ州

実施時期
春季休暇中

日数
6日間

単位認定
なし

学科
児童学科、家政学研究科児童学専攻のみ

研修費用の目安
¥100,000

※上記は2019年度の情報です。年度により変わることがあります。

2020年度実施
中止が決定いたしました。

教員から

カンボジアはアンコールワット遺跡で知られるように古くは豊かな文化をもっていました。しかし近年は先進国や近隣国に翻弄され、クメールルージュ(ポルポト派)による虐殺など過酷な時代を過ごしてきました。その影響は今なお続き、小学校や教員の不足などの教育問題や、貧困・格差などの経済問題が解決されていない状況にあります。家族を虐殺されたことで心の傷を負っている方も多くいます。そういった環境にいる子どもとその育ちについて学生たちが考える機会を持ち、日本の状況を見つめ直す機会になればと思っています。

参加学生から

今回のカンボジア海外短期研修は、私にとって初めての経験尽くしの五日間でした。
滞在二日目、私たちはシェムリアップ市内の小学校、幼稚園の訪問をし、子どもたちの遊んでいる様子、授業の様子を見学してきました。また、放課後に希望者のみの日本語の授業があり、私たちの母国語を学びたいと思い向き合っている姿に心打たれました。
三日目は孤児院(ここではあえて「孤児院」としています。現在カンボジアでは政府が管理する児童養護施設よりも、個人運営の孤児院の数の方が多いと言われています)を訪問し、一緒に折り紙をしました。幼稚園から高校生くらいの年齢まで幅広い層の子どもたちが生活を共にしている様子を感じるとともに、一番感じたことは子どもの選択肢は大人が確保していかなければいけないということです。理想論だとはわかっていますが、生まれた場所、育った環境で未来の選択肢が狭まることほど悲しいことはありません。全ての子どもたちに平等な選択肢を、そんな理想のため自分にできることをしようと実感した研修でした。