物質生物科学科

お祝いメッセージ

日本女子大学理学部物質生物科学科への合格、おめでとうございます。
皆さんは、この4月から大学生となり人生の新たなページを開くことになりますが、どのような期待や希望を持っているでしょうか。新型コロナウイルス感染症の影響で、大学生活に対する不安の方が大きい方も多いかもしれません。しかし、社会全体、さらに言えば、地球全体が困難な状況に直面している今だからこそ、皆さんのこれからの活躍の場は広がる、そのために大学生になったのだ、と前向きに考えていただければ幸いです。
さて、皆さんは高校までは、基本的に国が認可した教科書を使って、先生に教えてもらう教育を受けてきました。つまり、受け身の学習が主体でした。この姿勢では、答えのある事を習うことは可能であっても、答えのない問題に取り組むことは困難です。しかし、実は社会には答えのない問題が至る所にあり、それに対し、とにもかくにも何らかの解決策を出さなければ前に進めないことが多々あります。そして、その策を間違えれば、皆さん自身が窮地に追い込まれる可能性すらあるのです。ではどうしたらよいのでしょうか。そこに大学生活4年間の意味があるのです。
大学では、国の定めた教科書はありません。個々の教員が伝えたいことを伝える、それだけです。皆さんがそこから何を学び、何を修めるかは皆さん次第なのです。そのためには、受け身ではなく能動的に学ぶ姿勢が大切になってきます。このような姿勢は、一朝一夕に身につくものではありません。それ故に大学4年間の生活は、まさに、社会に巣立つ前のトレーニング期間としてうってつけの時間なのです。
さあ、まさに合格したこの瞬間から、受け身から主体的に考え行動する姿勢を身につけるよう心がけて下さい。そうすれば、社会に巣立った後にどのような困難に向き合っても、道を切り開いていけるたくましさが身につくはずです。どうか、これからの4年間を有意義に、そして希望を持って過ごされるよう願っています。

物質生物科学科長 菅野 靖史