社会福祉学科

社会福祉学科

多様化する社会問題を解決し、
誰もが自分らしく生きる「共生社会」を創造できる人へ

アジアの社会福祉教育のパイオニアとしての伝統を継承し、豊かで厚みのある教育を提供します。
幅広い専門科目を設置し、社会のさまざまな領域で応用できる基礎能力を身につけ、
柔軟な思考と問題解決能力を有する「共生社会」をつくる人材を育成します。
新しい福祉の創造に向けた意欲を喚起し、誰もが自分らしく生きられる世界の実現を目指しています。

学びの特色

共生社会を実現する意欲と深い知力を養う

「社会福祉の問題についての認識」「法や制度・政策の体系的理解」「問題解決のための専門技術・方法」を柱に学修し、誰もが自分らしく生きる共生社会を実現するための知力を養います。3・4年次では全員が定員10名程度のゼミに所属し、卒業研究を通して社会福祉を深めます。

授業や実習で「今」を学び、新しい福祉を創造する

1年次の社会問題では現代のさまざまな社会問題を理解し、基礎演習では少人数のゼミ形式で、2年次以降の専門的な学びに向けた能力を身につけます。所定科目の履修で「社会福祉士」の受験資格を取得可能です。実習は、地域包括支援センター、病院、児童養護施設、社会福祉協議会、障害者支援施設などで行います。

社会福祉を生かせる場は急増中

社会問題を解決できる人材は様々な場で求められています。社会福祉職はもちろん、近年では司法・更生保護、学校教育、NPO、一般企業など卒業後の可能性はますます広がっています。そのため、社会福祉とキャリアについて1年次より学びます。

社会福祉学科の4年間

1年次

社会福祉のものの見方に幅広く触れる

導入科目や共通科目を通じて、社会福祉ならではのものの見方に幅広く触れ、自らの関心領域を見極めます。

2年次

体系的な学習を通じて専門性を高める

専門科目を中心に、自らの関心を積極的に掘り下げるための体系的な学習をスタートさせます。

3年次

演習(ゼミ)で専門的に学び自分のテーマを深める

演習(ゼミ)で専門的に学び自分のテーマを深めます。

4年次

4年間の集大成を結実させる卒業研究

4年間の成果を卒業研究に結実させます。毎年、卒業論文執筆者は全員、口頭またはポスターによる発表会を行います。

卒業論文のテーマ

授業紹介

【3年次】社会福祉演習Ⅰ [社会福祉学(精神保健福祉)]引士 絵未 講師
現代社会のさまざまな生きづらさと、ソーシャルワークの可能性を学ぶ。

本学科では、3年次から少人数制のゼミが始まります。「社会福祉演習Ⅰ」の引土ゼミでは、現代社会におけるさまざまな生きづらさとソーシャルワークの可能性をテーマに取り組んでいきます。前期は、それぞれの関心や問題意識の共通テーマを見出し、共同研究を実施。後期は、ダルク(薬物依存症当事者が運営する民間回復支援施設)の皆さんと一緒に薬物依存症の理解を深め、より多くの人に薬物依存症とその回復についての理解を得るためにどのようなことができるのかを考え、発信していく取り組みを行います。これらを通して、社会的課題について問題意識を持ち、解決のために何ができるのか、研究的な側面と実践的な側面から学ぶ機会を提供します。授業を行う際に大切にしていることは、学生の潜在的な可能性や能力を発揮できる環境や機会を提供することです。また、学びを楽しむことができる環境づくりを心がけています。そのため、教員から学ぶよりも学生同士が主体的に学び合うことを目指しています。

卒業後の進路

学生一人ひとりに応じた支援できめ細やかなサポートを実現

日本女子大学が目指しているのは、社会に貢献できる自立した女性を育てることです。
卒業した学生が生涯にわたって個々の力を発揮するために、また、目指している職業に就き、自己実現を果たせるように、就職支援に力を入れています。