住居学科(居住環境デザイン専攻)

住居学科(居住環境デザイン専攻)

住生活とそれをとりまく環境をデザインするゼネラリストへ

生活をとりまく環境をより良いものにするために、生活者の視点から住生活に関わる諸問題を分析。「住居」や「生活環境」を、歴史・文化・地域社会さらには地球環境から見つめ、住まいづくりやまちづくり、住居政策において専門的に携わる人を育成します。ライフスタイルの多様化、高齢化などの社会的背景も理解しながら、設計力・デザイン力・表現力を身につけます。

※2024年4月より募集停止(建築デザイン学部 建築デザイン学科として新設)

学びの特色

住まう人の感覚で、生活しやすい住居や地域環境を研究

多様化する現代のライフスタイル、住居の歴史・文化、さらに地球環境の視点からも居住環境を考えます。また、社会の高齢化に伴い福祉住環境に関する科目も多数設置。生活者の視点を大切にしながら、住環境の総合的な理解力を養います。

建築の基礎からデザイン力段階的に学ぶ

1・2年次からデザイン力、表現力を身につけるカリキュラムを重視。実習・見学などの実地的な学びも充実させ、インテリア、コミュニティ、バリアフリーなどの専門的なデザインが求められる科目も段階的に配置しています。

インテリアからまちづくりまでできる住環境の専門家へ

4年をかけて住文化発展に貢献できる人材を育成。将来は「建築士」のほか「インテリアコーディネーター」「福祉住環境コーディネーター」「技術研究所」「まちづくりコンサルタント」「公務員」などの領域で活躍できます。

住居学科(居住環境デザイン専攻)の4年間

1年次

生活者の視点を基本に基礎知識を習得する

生活者の視点を基本に、デザイン、設計、製図など、居住環境をデザインする上で必要な思考と技術の基礎を多角的に学びます。

2年次

専門的な知識を広め住に関する問題を理解する

住生活および居住環境に関わるさまざまな問題を理解するために、さらに高度な知識と技術を学びます。

3年次

実践的・実務的科目で学びを深める

2年次までの学びを基礎に、より実践的な科目に取り組みます。居住環境分野の学際性を追求する幅広い選択科目も受講可能です。

4年次

習得した知識と技術を生かし卒業論文・制作をまとめる

それぞれの学生が独自の視点で問題と向き合う卒業論文・卒業制作。幅広い知識と総合的な考察力を駆使し、自らの専門を追究します。

卒業論文のテーマ

授業紹介

【1年次】力と形 [住居の安全性、防災]平田 京子 教授
建築デザインは美しさと同時に、居住性や安全性を確保すること。

デザイン性はもちろん、居住性や構造安全性の確保は非常に大切です。「力と形」という授業では、建築物に働く力と建築の形の関係を体験しながら学び、考察していきます。さらに、実験風景や結果を可視化するためにデジタル機器を駆使して2教室を中継。全国の建築学科でもあまり行われていない、オリジナルの授業スタイルです。力学原理を理解するのは難しいことですが、グループで協力して実験を行うことで、考察する力・考える力が養われていきます。学生同士でも解決できない問題は教員が個別指導し、きめ細やかな解説を徹底。皆で力を合わせ、和気藹々と学んでいきます。

卒業後の進路

学生一人ひとりに応じた支援できめ細やかなサポートを実現

日本女子大学が目指しているのは、社会に貢献できる自立した女性を育てることです。
卒業した学生が生涯にわたって個々の力を発揮するために、また、目指している職業に就き、自己実現を果たせるように、就職支援に力を入れています。