センター所長メッセージ

2021年度 JWU女子高等教育センター所長メッセージ 

新型コロナウイルスによる感染症パンデミック、地球温暖化に起因する自然災害など、日常の生活を脅かす大きな出来事が起こっています。そこで直面する種々の問題には、地球レベルの問題もあり、容易に答えは見出せないものが少なくありません。さらに、ICTやAIといった情報通信技術の発展などに伴い、以前には想像もできなかった社会になりつつあります。
 このような中、大学が担う教育の役割は大変重要です。これからの予測できない変化に対応するためには、きちんと問題の本質を見極める、あるいは本質を理解しようとし続ける力、適切に自分の考えを発信し、主体的に行動できる力、そして、他の意見に耳を傾け、人と協力してものごとを進められる力が必要です。その力を、一人ひとりがそれぞれの立場で発揮することによって、より良い社会が構築され、直面する地球レベルの問題の解決に少しずつ近づいていくと考えます。
 18歳人口が減少する一方で大学入学者数が増え続ける今、大学における教育の改革は避けて通れません。大学の役割および教育方法は、明らかに大きく変わりつつあります。大学は高度な専門的な知識や技術を一方的に伝達する場ではなく、学生が主体的に学びに取り組み、知識・技術だけでなく学び方を学ぶ、さらに留学、サークル活動、ボランティア活動などを通じて多くの気づきを得ながら、学生一人ひとりが成長する場であると考えます。
 本学は、1901年に創立された女子教育を担う総合大学です。創立120周年を迎えた2021年春、目白キャンパスに4つの学部すべてが集結しました。いまこそ、どのような教育改革を進め、将来の地球を担うであろう学生を育てていくかを再確認し、実践していく好機です。当センターは、本学の教職員だけでなく、学外の有識者のご意見も伺いつつ、様々な観点から大学における教育のあり方を考え提案していきます。

和賀 祥

歴代センター所長メッセージ